disaruto さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
あまりの優しさに泣きそうになる
制作はブレインズ・ベースで原作は少女漫画です。
ジャンルは怪異ファンタジーです。
夏目貴志は生まれつき妖怪が見えるために、どうも人間とうまくやっていけなかった。
ある日、祖母の形見である妖怪の名前が記された「友人帳」を発見する。
夏目は妖怪のニャンコ先生とともに祖母が奪った名前を返していくことになる。
続編も多数制作されている人気作品。
本作を見る前に同原作者の「蛍火の杜へ」を見ていましたので、何となく雰囲気をつかんだまま視聴。
結果的にどちらも私のツボにはまりましたw
とにかく「優しい」物語です。
涙腺にガツンと来るようなものはないですが、人間・妖怪どちらの優しさにも触れることができます。
嫌な奴に見えるキャラもいますが、結局いいやつになります。
ちょいちょい泣きそうになりました。
初めは夏目のことがあまり好きになれないかもですが、回を重ねるごとに彼の優しさとナイーブさが分かってきます。
応援したくなります。
距離感が上手くつかめないだけなんだよね。
ちょっとずつ周りとの距離感が近くなっていくのが良かった。
個人的に好きなキャラは笹田と子狐ですかね。
空回りメガネとショタっ子w
二人メインのエピソード(4話、7話)には感動しました。
その他、燕の話である6話やキャラクターが割と勢揃いな13話も好きです。
あと、田沼は今後良キャラになりそうな予感。
作画・音楽は何だかぼやーっとした感じで落ち着きます。
パステル調の色使い、あまり強調してこないBGMも本作をより良いものにしています。
OP、EDも
総括して、若干舐めていたのですが見事に打ちのめされましたw
珠玉の短編集という言葉がよく似合う良作品です。
どうでもいいですが、本作は結構「たまゆら」と似ていると感じました。
何だか雰囲気が。
本作が気に入った方、「たまゆら」お好きな方、それぞれ目に留めておいては如何でしょうか?