「R.O.D READ OR DIE - リードオアダイ(OVA)」

総合得点
71.8
感想・評価
459
棚に入れた
2059
ランキング
1270
★★★★☆ 3.9 (459)
物語
3.9
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.9

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ネタバレ

じょー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まさに、”紙”アニメ

見始めた動機は、最近メガネ巨乳にはまりつつあり、いろいろ見てたのですが、読子=リードマンを外すわけにはいかないだろうという、極めて不純な動機で見始めました。基本貧乳が好きなのですが、メガネは巨乳に限るという、われながら非常に不可解な人物です。どうでもいいな、こんなカミングアウト。

非常にバランスの取れたストーリーで、90分という長さを感じさせない楽しいアニメでした。比較的単純な構図と、2001年とは思えない、高いクオリティの作画。なによりキャラクター特に主人公の読子=リードマンの極めて高い存在感が作品全体に安心感と構成のしやすさを与えていたのではないでしょうか?本が大好きで、それのためなら後先もお金も考えず。人類の危機にありながらモチベーションは「私の本をかえしてください」という頼りなくもあり、頼りがいのある主人公は、非常に魅力にあふれていました。これだけでも半分は成功です。ストーリー自身には若干突っ込みどころもなきにしもあらずでしたが、綺麗に纏めていて楽しい作品になっていたと。

声優は、元アイドルの三浦さんなのですが、この方俳優やめてこちらに鞍替えした方がいいのではないかと言うくらいに、安定感のある立派な声優さんでした。独特の甘えた声は声優に向いてますね。「なんでですかぁ」というところなんて特に。読子の若干儚げで、頼りなさげな所と優しさに包まれた所、そしてバトルの際の女性らしい声などなど、プロと言っても違和感ないくらいで、自分の存在を上手く消していました。

そして、バトルシーンですが、これが見事です。この表現をするためにアニメにしましたという、これは媒体としてアニメでしか出来ない演出だと思います。紙というフレキシブルな材料を使うことにより、様々な応用があり、これが盾であったり、剣であったり、無限の可能性を秘めています。Solaでも森宮蒼乃が同様の能力を用いますが、2007年の作品であるこれと比較しても遜色のない、寧ろ紙の動かし方自体はこちらの方がレベルが高いくらいでした。

90分映画を見る位の感覚で楽しめるとよいかと思います。アニメの楽しさを存分に引き出してくれる良作です。

投稿 : 2011/08/14
閲覧 : 580
サンキュー:

14

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