noion さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
影と光
2期から登場するトランシー家側の主要キャラ3人がそれぞれに妖艶なせいか、全体的に1期よりも妖しさが増しているような気がしてなりませんでした。
物語は金髪碧眼の美少年、アロイス・トランシーのベッドシーン(汗)から始まり、もしかして主役組が交代したのかと疑ってしまいました……。
アロイスは相当に残酷ブラックな危うい性格で、それ故、対するシエルの良さが1期よりも分かりやすかったです。影と光、というやつですね。
謎を残した1話目の後、2話目からは唐突に普通の日常が始まり、ぽかーんとしてしまいましたが、つまりはシエルが一部の記憶を喪失しているという事が描きたかったようです。
昔の仲間も集まり、それはそれで幸せな日々でもありましたが、長くは続かず、シエルを狙うアイロスやその悪魔な眼鏡執事であるクロード、悪魔で巨乳メイドなハンナたちとの戦いへと物語は進んでいきます。
眼鏡執事のクロードさん、なかなか良い味出してました♪
まさか、悪魔執事2人がシエルを奪い合う展開になるとは!
アイロスも恵まれない環境にあったり、弟と死別していたり、辛い過去を生き抜いてきた少年でしたが、最期は幸せになれて良かったです。弟の兄を思う純真さも、可愛かったですし。ハンナが惹かれるのも分かるかも。
アイロスメイン回の1話分だけは、EDがアイロスverになっていたのも良かったです。
対してシエルの最後ですが、あれはあれで美味しい展開ですが、今までの仲間とは別れて、1期で刑事さんが力説していた人間としての将来も奪われ、本当に幸せかというと疑問な気も……。
セバスチャンも、あんなに渇望していたシエルの魂を手に入れることができなくなったわけで……。
まあ、永遠に2人一緒なら幸せ、ということで綺麗な終わり方だと納得すれば良いのでしょうね!
ちなみにサブキャラでは、死神グレルが安定して腐ネタを提供し続けてくれたのが面白かったです。
始めは気持ち悪いと思っていたのに、すっかり愛着がわいてしまいました☆