北山アキ さんの感想・評価
4.5
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
演出の妙
終わってみれば、物語やテーマは普通だった。
でも、時間軸の並べ方や、視覚化のアイデア、演出次第で
すごく面白いものになるというのがよく分かった。
喜怒哀楽を詰め込んだメロドラマをサスペンス風に展開する娯楽性と
奇抜な演出で最後まで飽きなかった。
それになんか知らんけどエロかった。
直接的表現だけじゃなく雰囲気とか空気感が艶かしかったり。
僕がアニメでそう感じるのは珍しいんだけど。
追記
これアップしてから他の人のレビュー見て驚いた。
「社会性」とか「哲学」とか出てきて…
マジすか?
僕には面白い哲学書を読むときの知的快楽は無かった。
面白い昼メロ観る扇情的興奮があった。
僕は、これから観る人には
「言葉遊びに惑わされず、細かいこと気にせずにストーリーに身を任せればいい」
と言いたい。最後のほうで適当に収まってくるから。
作り手はアニメーションと言う表現方法の追求には真摯だと思うが、
別に知的実験を仕掛けてきたり、高尚な何かを提示してきているとは思えないぞ。
娯楽に徹し、それを成功させただけだと思うぞ。