buon さんの感想・評価

4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

「ノエの兄貴・・・お前がノエの心を引き裂いた、同じ苦痛を味わえ！食らえ、True Tears!!」

ノエの兄貴が一番悪いと思います。
１人の男と２人の女と、１組のカップルとついでに１人の兄ちゃんのドロドロ六芒星ラブラブドラマｗ

１クール？　原作はあるようだけど、全然違うらしい。

※愛と憎しみに満ち溢れた、記憶に大分偏りのあるネタバレ感想　{netabare}

すみません、既に大いにネタバレしてます。

さて、私はノエが大好きです。どうやら、私が好きになったキャラは等しく不幸になるようで、とても、とてもとても悲しいです。

とらドラと違って先の展開、恋の終着点が全然わからなかったので、マジダメージデカかったっす。

ストーリーは、
シンイチロウは、自分の一番好きな女の子、ヒロミが色々と不幸があってなぜか同棲（シンイチロウの家に居候）していて、お互いの立場上、なかなか近寄ろうにも近寄れない感じ。
シンイチロウが学校の庭でブラブラしてたら木の上にいるノエに出会う。
あと、タイ焼きや？お好み焼き屋？の～アイちゃん（名前うる覚え）学年は一つ上、は紹介した友人と微妙な関係。
なぜかシンイチロウ×ヒロミ×ノエ×アイちゃんという愛のドロ沼が発生する・・・
という話？

ぶっちゃけ、ノエとヒロミの話はよく覚えているのだが、アイちゃんがどう絡んだのか微妙。というか、実際そんなに絡みないんだよね。

遅くなったが、この作品の良いところは～何だろう？？？
「何かを得たり、失っていたものを取り戻したり、また違うものを失ったり」っていう姿を痛々しくも、優しくも描かれていたことかな。

みんな、悪いやつじゃないけど、こういうことってどうしようもないんだよな、って話。

・・・ノエの兄貴を除く。
ヤツは物語のギミックとして大きな役割を果たしていたが、
ぶっちゃけヤツのせいでノエとヒロミがどれほど傷ついたのか。
いなかったたらいなかったで、話が進まないのだが。

まあ、途中まではまだマシだが、最後の方でノエにカミングアウトしたことだけは許さん。百歩譲ってそれも許すとしても、
シンイチロウに「ノエがホニャララしたことはお前のせいだ！」チックなこと言っていたがシンイチロウの代わりにオレが言う。

「ノエの兄貴、おまえが一番悪い！お前のせいだ！！」
{/netabare}

普通の感想　{netabare}

最初（笑）に言って置くが、万人向けではない、というか昼ドラっぽいドロドロ感もあるから、胸キュンハッピーな作品とは違う。
恋愛ドラマに慣れた人向けの作品かも。

この作品ってストーリー展開が独特なんだよね。
主人公が絵本を描いたり、ノエが不思議っこだったり、ヒロミがなぜか主人公の家に居候していたり、アイちゃんがなぜかミヨキチ（だったよね）と付き合ってしまったり。
まあ、みんな悩みがあったり、その悩みに気付かず浮かれてたり、所々生々しい。

シンイチロウのお母さんがヒロミに対してしたこと、あとの態度の変わり様、急な展開はあったものの、ストーリーの大筋は好きな方だな。
独特の空気感があったな。

この作品でのノエの役割ってのがあまりにも可哀そうなことを除けば、
結構好きな作品だな。

ストレートの恋愛ものとは違い、クセのある物語だから万人受けはしないけど、なんか登場人物の視点になるとせつなさが止まらないｗ
こう、ジワジワくる良さがある作品。

思い出しただけでせつないわ～


・・・みんなが書いた感想見て思い出したけど、シンイチロウのお母さん、確かにヒドイやつだったなぁ。上下関係とか考えると、あの兄ちゃんよりタチ悪いわなぁ。

けど、オレの心証ワースト一位は兄ちゃんｗ　オレに妹がいるから気持ち悪いんだろうな。偽物語とかも。

だからこう思います。
「ノエの兄ちゃんなんて、アブラムシの群がっている夏の暑さでとろけている小松菜でも食ってろ！」
{/netabare}

駄文→感想の題について、{netabare}tearの意味は涙じゃないから～{/netabare}