「<物語シリーズ>セカンドシーズン(TVアニメ動画)」

総合得点
91.4
感想・評価
3427
棚に入れた
20241
ランキング
34
★★★★★ 4.2 (3427)
物語
4.2
作画
4.2
声優
4.2
音楽
4.0
キャラ
4.3

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ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

学生も大変だ

西尾維新の物語シリーズのセカンドシーズン。
猫(白)・傾・花・囮・鬼・恋の6つあります。
しかし、あにこれには花以外は登録していません。
花物語だけが単独で存在。
ここでは、花物語以外の猫(白)・傾・囮・鬼・恋の5つについて書いてみたいと思います。


・猫(白)物語
{netabare}

羽川は学校への通学途中に白い虎を目撃する。
自宅が火事で全焼。
廃墟の学習塾跡で寝ていた羽川だったが、戦場ヶ原に説得される事となる。

今までは阿良々木暦視点。
今回は羽川視点で話が進みます。
物語シリーズもセカンドシーズンに突入。
視点が変わると印象も変わります。
まあ、中心人物が羽川なので、仕方が無い側面もありますが。

やはりブラック羽川と苛虎に触れないわけにはいかないでしょう。
『化物語』『猫物語(黒)』で登場した新しい怪異である”ブラック羽川”。
生まれたばかりの”苛虎”。
この話は羽川について、ですね。
優等生の羽川。
負の感情を自然と心の隅に押しやっていました。
そのストレスの塊がブラック羽川。
今回も暴れるのかなぁと思ったら、苛虎という新種が登場。
「嫉妬」が鍵になりますね。
今までは家族の良い子ちゃんを演じていた羽川。
何故に嫉妬の炎を燃やしたのかは作中で。

羽川は全てを受け入れる事を決めました。
全てを受け入れて、その結果、好きな人に嫌われても良いと心に誓います。
そして告白。
その告白の結果は……{/netabare}


・傾物語
{netabare}

夏休みに受験勉強をしていた阿良々木暦。
忍野忍の指摘で宿題をしていなかった事を思い出す。
忍の誘導で過去へと行くのであった。

過去に交通事故に遭って命を落とした八九寺真宵。
暦と忍が過去にタイムスリップした事により、事故を回避する事に成功。
現在に戻ってみると世界が崩壊。
吸血鬼の眷属が徘徊する滅亡した世界でした。
かなり発想が突飛。
普通の人では考えられないでしょうね。
さすが、西尾維新先生といったところです。

忍野メメは八九寺に手紙を託す。
忍はキスショットの血を吸い、元の世界に戻ります。{/netabare}


・囮物語
{netabare}

学校に登校する千石撫子。
下駄箱で白い蛇を目撃する。
白い蛇の怪異であるクチナワの誘導を受ける千石であった。

昔のあにこれの井戸端において、
『化物語』などの感想を話していた時がありました。
私はアニメ派。
当然、原作派の人もいます。
誰だったか忘れてしまいましたが、「撫子はラスボス」という話をした記憶があります。
魔性の女である千石撫子。
その本質が描かれている囮物語。
本作品を視聴したら納得できますね。
花澤さんの名演技をとくとご覧あれ!{/netabare}


・鬼物語
{netabare}

タイムスリップから戻ってきた阿良々木暦。
八九寺真宵の忘れ物を返そうとしたら、暗闇が迫ってきた。

忍の過去話。
1人目の眷属の事を語ります。
神隠しの時に発生した暗闇。
今回と同じもの。
暗闇の正体は……

忍・八九寺・斧乃木と、まさに阿良々木君のハーレム状態。
誰かを選べ!と言われても困りますね。
全員、魅力のあるキャラ。
幼女を愛でる趣味のある人には堪らない状況でしょう。

臥煙さんが登場して暗闇の正体が判明。
本当に何でも知っていますね。
一気に問題が解決の方向へ向かいます。
八九寺の決断。
何だか寂しい気分で話は終わります。{/netabare}


・恋物語
{netabare}

戦場ヶ原ひたぎからの電話があった貝木泥舟。
とっさの嘘を吐いたのだが、結局、沖縄で会う約束をする。
戦場ヶ原は貝木に千石撫子を騙すように依頼するのであった。

今回は貝木視点。
詐欺師の目線で話が進みます。

タイトルが『恋物語』
戦場ヶ原が、阿良々木が、羽川が、
誰が誰に恋をしているのかは今までの映像化で理解できます。
ただし、視点は貝木泥舟。
斧乃木が貝木の前に姿を現して言葉を交わします。
貝木も恋をしていましたか……
恋は盲目。
周囲を見る事ができなくなります。
貝木の心中は相手に届くのか?
まぁ、相手が幸せだったら構わないと考えるのが自然です。

『囮物語』は花澤さんの好演がありました。
今回の『恋物語』
貝木役の三木さんが好演でしたね。
三木さんと言ったらポケモンがありますが、物語シリーズも代表作になりますね。

貝木としては仕事は順調にこなしました。
ただし、終わり方は切ないですね。
見方を変えたら結末も変わる。
馬鹿な恋をした人間の結末でした。{/netabare}


あらためて、セカンドシーズンを視聴してみると、
キチンと時系列ができています。
『花物語』は阿良々木君たちが卒業した後の物語。
同じセカンドシーズンでも、少し毛色が違います。
別枠で登録したのは正解かもしれませんね。

ここまで来たら、残すはファイナルシーズン。
阿良々木君たちが高校を卒業します。
また、色々な事がありそうですが^^;
楽しみにしていますよ。

投稿 : 2020/10/31
閲覧 : 252
サンキュー:

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