にゃっき♪ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
We call it master and servant
分割2クールの後半。3ヶ月の中断を挟みキャスター戦の途中から始まりますので、ここから見始めたらワケがわかりません。
終始暗くて陰湿な空気が淀んでいるような作品であり、DVDは発売されずレンタルだけなのですが、全9枚のうちの6枚目以降にあたります。TVで放映されてない映像が追加されているBOX限定のBlu-rayも見てみたいのですが、お値段もそれなりなので私はなかなか手が出せません。
前半と違ってマスターもサーバントも次々と退場していきますが、目的のため手段を選ばない衛宮切嗣のやり方は卑劣極まりなく、セイバーとの戦闘中に、この作品の良心とも言うべきランサーを、マスターであるケイネスを騙し令呪を使わせて自害させ、強制的に退場させたのは酷すぎます。切嗣の過去を見せられても共感できなかった私は、手放しでセイバー陣営の応援をする気分にはなれませんでした。
他の陣営も、ポケモンがトレーナーに逆らったり、なついていないような感じで、関係が希薄なものばかり。裏でアサシン陣営の言峰綺礼と共謀していたアーチャー陣営の遠坂時臣は、アーチャーと綺礼に裏切られ殺害されてしまいますし、サーバント同士のバトルより、マスター同士が相手を騙したり陥れたりするのが目立っていたように感じました。
最初からマスターとサーバントが良好な関係を築き、なおかつ満足して退場していったのが、殺人鬼、雨生龍之介のキャスター陣営だけというのもあんまりで、最初は振り回されてばかりでしたが、物語を通じて徐々に距離を縮め、よき友人関係に至ったライダー陣営のウェイバーの成長を描いた物語と考えた方が素直な気がしました。
余談ですが、一番くじの売れ行きが思わしくなかったのか、フィギュア全種類を含む売れ残りの商品を格安で手に入れ、アーチャーだけ(本編のアーチャー全裸シーンは何か見ていて照れてしまいましたが)しっかりパソの横に飾ってあります。こんなきっかけでフィギュア収集を始めてしまうのだけは避けたいと思ってますが、どうなる事やら^^