メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ひとことでいえば、超平和バスターズの<あの夏>を反芻する1年後の物語だった。3秒です。
ひとことでいえば、「あの夏」を反芻する物語だった。TV版11話をしっかりみた人には、ネタバレは基本的に存在しないストーリー。部分的なエピソードの新規挿入などはあったが基本的に同じ話で安心できる作品だった。
{netabare}メンマ視点での物語になるという話もあったがぜんぜんそんなことはなくて、むしろ超平和バスターズの気持ちの物語だった。(劇場タイトルではじめて、「めんまへの手紙」というサブタイトルがついていることを知った)。
心の中でぶつぶついいながらも、上映中何度涙しただろう。
{/netabare}
最初に頬に涙が流れるのに3秒掛からなかったかも。^-^; となりの女性も冒頭から泣いてたみたい。冒頭からというのは、TV版の情報があるわけで、平日だったこともあるけれども、多くの人がTV版に接していたのではと思った。
とはいえ、この劇場版は絶対的な名作にはなれないかもしれない。初見の人のことをあまり考えて作られていないと思うから。それが残念に思う。
※エンディングロールまで観て、席を立ちましょう。
以下余談、鑑賞前メモ{netabare}
http://eiga.com/movie/77353/video/1/ 予告編だとか。
「めんまの視点で紡がれる、あの夏の物語」。
今、僕らの前にある「らしい事実」は、これだけだ。オリジナル作品がじんたん視点中心であったことに対して、描かれなかったことで作品を昇華しきっった点がスポイルされないかと心配もある。
「あの夏」としたところが意味深なのか、キャッチの観点から付けられたのかもとても気になるところだ。
みごとなオリジナルに対して、どのようにアプローチしていっているのか興味深いがニュースのたぐいはあえて封印してみないようにしている。
このように少し不安もある反面、期待もそれ以上に大きい。希望的には商業的にも成功してほしい作品でもある。
最後にうがった見方なのだが、公開日、水の事故が終わる夏休みの終わりというのは、やはり何か考えたのか、競合との関係を考慮したのか。何度か考えこんでしまった。
夏休みの終わりが楽しみです。{/netabare}