「劇場版 機動戦士ガンダム00[ダブルオー] -A wakening of the Trailblazer-(アニメ映画)」

総合得点
69.9
感想・評価
552
棚に入れた
2882
ランキング
1681
★★★★☆ 4.0 (552)
物語
3.6
作画
4.3
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.0

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

こんなにも長く、時間がかかってしまった……

ファースト、セカンドと50話にわたり続いた00シリーズの完結編。この作品は初見ではおそらく理解不能だと思われる。
内容は、地球に飛来した謎の金属生命体ELSとガンダムが戦い、その果てに分かり合うというお話。E.T.の感動をガンダムでもといった所か。
ファースト、セカンドと続いた、作品内時系列での5年にわたる壮大な物語は、意外と簡単、他者と分かり合うこと。シンプルで最高の肩すかし。
しかしこの00シリーズを主人公である「刹那」の物語として見ると、また見方が変わるのではないだろうか。
主人公刹那は、ガンダムを「戦争を根絶するための」神格化した概念として見ていて、ファーストにおける彼のセリフ「俺がガンダムだ」「貴様はガンダムではない」「貴様のようなものがガンダムに乗るなど」というセリフも、そういう強いガンダムへの意識がうかがえる。それが二期では、マリナイスマイールとの交流や、最大の敵であるリボンズとの接触、過去に自分を救ったOガンダムの事実などを知り、過去ではなく未来のために、自分とガンダムを兵器や破壊者ではない存在へと変革させようとした。そして劇場版につながり、劇場版では異星人とガンダムを通じて対話し分かり合い、彼らの母星へ旅立って行った。そして50年後、刹那は老いたマリナのもとへと帰還し、そして初めてお互いの事を理解し、抱擁を交わす。
他者との分かり合い、という作品のテーマの裏に、このような「刹那・F・セイエイ」の物語としてもガンダム00は完結したと感じる。ガンダムシリーズでもかなりの良作

投稿 : 2013/07/18
閲覧 : 473

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