「火垂るの墓(アニメ映画)」

総合得点
80.2
感想・評価
845
棚に入れた
5538
ランキング
469
★★★★☆ 3.8 (845)
物語
4.0
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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がってむ( ̄O ̄;) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメって枠は超えているのかも・・・

評価をしていいのか、少し迷ったのですが一応。


みなさん一度は見たことあるだろう作品ですが、ふと思い出したので少し感想を。
自分は梅雨が終わってこの時期になると思い出すのが、『火垂るの墓』と
『はだしのゲン』。
小学校高学年でこの作品に出会ったのですが、子供ながらに
絶望と恐怖を植えつけられました。当時は怖さしか残ってはおらず
目にするのも恐れ避けていた作品です。

少し大人になり、夏のこの時期に再放送されていたこの作品
をみて感じたこと。

幼少時では感じ取れなかったこの作品の意味・・・完全に主観
ですが、閉鎖空間での兄弟愛、そして反戦映画であること。

監督の高畑勲さんがこの作品は反戦映画ではないとしていますが、
自分はそこは違うと感じます。
やはりジブリアニメなので、テーマとなる戦争っぽさみたいなもの
は上手く時代背景として隠されています。

ですが、母の無残な姿、節子の病死、さらにすべてを無くした清太の死。
戦争によって家族が全て亡くなっている事を考えれば、残酷さ
は誰が見てもおもうところ・・・。


誰の考えが間違いで、どの考えが良いなんてことは、見て、聞いて、
感じた本人自身が決めることです。
ここに書いた事は自分自身の感想ですが、半世紀たった今でも
語り継がれる戦争に関する映像、著書このようなものをこれからも
忘れず後世に残していくのが大切なのかなと感じます。


アニメ本編としては、見苦しい描写、心が引き裂かれそうになる
シーンが多く見終わってもスッキリしません・・・。
兄・清太の行動も腑に落ちない所も多々あります。

ですが、見ていない方がいたら是非薦めたい作品です。ひとつの
史実の断片として知っているだけでもいいのかなと。


長々と書き綴ってしまいましたが駄文で申し訳ありません。
最後までお付き合いいただいた方、感謝いたします。

投稿 : 2013/07/17
閲覧 : 238
サンキュー:

10

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