りく さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
試合多めの2期。相変わらずの熱さ・面白さ!
原作未読、1期視聴済み。
かるた部の千早たちは2年生になり、後輩が2人加わったほか、試合を通してたくさんの人と出会っていきました。全体的に1期よりも試合重視な印象です。
味方だけでなく相手サイドに関してもエピソードをしっかりと組み立てており、試合のたびに一つ一つ丁寧に描いているのがいいですね。{netabare}日本育ちの外国人たち{/netabare}については破綻気味な気がしましたが、それ以外は胸に染みわたりました。
かるたの部分に関しても、張りつめた緊張感や一瞬の駆け引きなどがたまりません。特に{netabare}太一と机君の運命戦{/netabare}などは手に汗握る熱い展開でした。こういう風に、純粋に競技の場面でドキドキできる作品って意外と少ない気がします。
その他にも、2期では恋愛方面についてもちょっとだけ進行があり(?)、これからどうなっちゃうのか気になりますね!
ちはやふると言えば名シーンが数多くあると言われるアニメで、観られた方はそれぞれに気に入ったシーンがあるんじゃないかと思いますが、個人的にいくつかピックアップしてみたいと思います。
ちなみに1期は、{netabare}太一が原田先生に「A級になるよりも、逃げないやつになりたい」と言った場面{/netabare}です。音楽も相まって強く記憶に焼き付いていますね。
{netabare} 明石第一女子との準決勝にて、勝敗を分ける運命戦に臨んだ机君。単なる情報だけでなくジンクスすらも取りこんで、見事勝利をもぎ取りました。
あれほど緊張感あふれる雰囲気の中でシュパッと敵陣の札を取りに行った机君が恰好良すぎました。一部では「もはや机さんとお呼びしなければ」と言われているようですねw
「A級だよ、太一……。おめでとぉ……」
試合に勝ってA級が確定した太一ですが、千早のためを思ってすぐに新とクイーンの試合を見に行こうとするのに、当の千早は嬉しさのあまり涙を流してしまいます。
千早の純粋さが描かれたとても素敵なシーンでした。
「私は一生……かるたが好きで……新が好きなんだ」
入院中、新と電話との電話を通じて、よくわからないながらもようやく自分の気持ちを自覚した千早。うひょー!とテンション上がると同時に、太一を思うと涙が止まらず……(´;ω;`)ブワッ
ただ、これまでの千早を見てるとかるたへの思いと新への思いが混同してるようにも見受けられますし、新の方の気持ちが描かれてないので、太一にもまだ可能性は残っているように思えないこともないような気がすると考えることもできなくはない……かな? うん、やっぱダメかも。
あと、これは別の意味で印象に残ってるんですが、千早が部屋を間違えて太一が寝ているところに出くわしてしまったシーンです。隣に寄り添うだけならともかく、なぜ頭突きしたのかが未だによくわかりませんw{/netabare}
1期に引き続き良い作品でした~。
ただ、最終回はちょっとキリが悪い印象を受けました。いいところで終わってしまったので3期に期待したいところですが、できるかなぁ……。
とにかく、どんな方にもオススメできる本当に面白いアニメです。「少女漫画原作とかはなー」と思って嫌厭してる方にこそ観てもらいたいですね!