シス子 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
RDG(リアルな展開・ドラスティックなラスト・ガチで泣いた)
ジャンルは学園ファンタジーモノ
舞台は日本が誇る世界遺産の熊野古道と八王子の山の中のとある学校(途中で戸隠に行ったり)
設定が陰陽道や修験道・神道の類
あと
忍者の末裔なんかも出てくるので
ファンタジーというより魔術モノ(日本語にしただけですが)でしょうか
主人公は鈴原泉水子(すずはらいずみこ)ちゃんという女の子
とても内気で人見知り
中学までは毎日家と学校の往復の生活で世間知らず
そして不思議な能力を持っている
そんないずみこちゃんの中学3年生から高校1年生までのお話です
この作品
原作は未読で
予備知識も全く無い状態で視聴を開始しました
もちろん
タイトルのRDG(レッドデータガール)の意味も知りませんでした
オープニングの最初にRDGについての説明が出てましたが
じっくり読んだのは5話目くらい
最初めんどくさくて読んでませんでした
ゴメンナサイ・・・
そんなこともあってか
意味深な横文字のタイトルと
いきなり1話目から
{netabare}いずみこちゃんがパソコンを破壊するシーンを見て{/netabare}
おぉ
{netabare}ビリビリ少女?{/netabare}
な~んて
デジタルなお話を想像してしまったのですが
実際は全く逆で
観ていくうちに
完全なアナログなお話だということが分かりました
さて
お話は
いずみこちゃんをメインに展開するのですが
ファンタジーちっくな不思議なお話はもちろん
{netabare}学校での派閥争いに巻き込まれるお話や{/netabare}
{netabare}やきもきさせる恋のお話{/netabare}
{netabare}なんだか味気ないバトル{/netabare}
しまいには
{netabare}世界遺産や人類の滅亡にかかわる{/netabare}お話にまで発展して
ちょっと難しいな~って
だんだんと弱気になってしまいました
しかも
登場キャラがちょっと多め
学校のお友達をはじめ
式神やら
憑依やら
{netabare}あの世から呼び出される人やら{netabare}
(たまにこちらの人間と入れ替わるもんだからタチが悪い){/netabare}{/netabare}
そして
{netabare}喋るカラスや{/netabare}
{netabare}文句を垂れる犬・・・{/netabare}
ってもう
{netabare}ホムンクルス?{netabare}
「ハガ○ン」かよ!{/netabare}{/netabare}
しまいには
{netabare}"でいだらぼっち"みたいなの{/netabare}が出てきてしまって
{netabare}「もの○け姫」{/netabare}になっちゃった~!
まてまて(汗・・・これ製作「P.A.WORKS」だったよね?
って眉間にシワを寄せながら自問自答してしまいました
でも
そんなとき
いずみこちゃんのキャラの特性が威力を発揮しました
人見知りないずみこちゃん
世間知らずのいずみこちゃん
なにか出てくるたびに
「これは何・・・?」
なにか起こるたびに
「これはどうして・・・?」って
容赦なく近くにいる人に聞いてくれるんです
もちろんお約束のように
質問された人からの補完的説明が入ります
{netabare}「つまんねー事聞くなよ!」{/netabare}って咎める人はいません
いずみこちゃんの"ほんわか""おっとり"した人柄のせいなのか
難しいことでも丁寧に説明してくれます
おかげで
ファンタジーモノや
登場人物の多い作品が苦手な私でも
十分お話についていけました
そして
最終回が近づくにつれ
こんな"まったり"とした調子で進む物語の終末が
だんだんとはっきりとしてきました
{netabare}これ1クールじゃ終わらないんじゃね?{/netabare}
って・・・
さらに
最終回で唖然としてしまいました
{netabare}ふっ(笑
長すぎるプロローグだったね(涙{/netabare}
って・・・
正直
想像だけで申しますが
全ストーリーをアニメ化するとなると
4クール(約1年)くらい必要なのではないでしょうか?
この作品
{netabare}「角川文庫創刊65周年記念作品」ということで
つづきは切りのいい75周年目くらいかな?{/netabare}
2期を楽しみにしてます~^^