シス子 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
のび太:ドラえも~ん、またジャイアンにいじめられたよぅ・・・ドラえもん:地球破壊爆弾~・・・のび太:ドラえも~ん、スネ夫にバカにされたよぅ・・・ドラえもん:地球破壊爆弾~
原作は未読で視聴しました
人の願いを叶えるという猫像(「猫神様の像」)
でも
その叶え方がちょっとばかりズレている
そんな不思議な猫(の像)と
主人公で"変態"の横寺陽人(よこでらようと:高2)くんと
それを取り巻く女の子達のお話
ちなみに猫像はお願いした人の不要なものを引き取り
それを必要としている他の人に引き渡す「笑わない猫像」(引き渡す猫)と
お願いを勘違いしながらも引き寄せてくれる「猫神様の像」(引き寄せる猫)の2種類があるみたいです
さて
お話はようとくんとヒロインの
筒隠月子(つつかくしつきこ:高1)ちゃんとの出会い
そして
二人が「笑わない猫像」に"建前"(ようとくんの願い)と"本音"(つきこちゃんの願い)を引き取ってもらうお願いをするお話から始まります
普通に観てたら
ここからようとくんとつきこちゃんのラブ展開?
などと想像してしまいそうですが
さすが2010年の時点でのMF文庫J史上最高の初動売上を記録した(wikipediaより)
という学園ラブコメライトノベルだけあって
単純な恋のお話で終わるはずがありません
もう一人のヒロイン
小豆梓(あずきあずさ:高2)ちゃんが登場して
{netabare}ラブコメからハーレム展開{/netabare}
そして
陸上部部長でつきこちゃんのお姉さんの
筒隠つくし(つつかくしつくし:高3)ちゃんが絡んできたら
{netabare}ハーレムからシスコン展開?{/netabare}
さらに
エミ(エマヌエーラ・ポルラローラ)ちゃんが現れて
{netabare}・・・ロリコン?{/netabare}
さらにさらに
{netabare}つきこちゃんとつくしちゃんのお母さんの
筒隠つかさ(つつかくしつかさ)さんとの出会いから(こちらはちょっと裏ワザあり)
親子愛劇に{/netabare}
お話がどんどん展開してしまって
頭の中がカオス状態になってしまいました
猫のお願いの叶え方も
勘違いとスケールがともにアップして
とんでもないことになって行きます
お話がここまで広がっているのに
{netabare}尺の関係でしょうか?
急展開から突然の最終回でも
ちゃんと涙でまとめるなんて
「変猫」
侮れません^^{/netabare}
その煽りなんでしょうか
{netabare}つきこちゃんとようとくんの関係や{/netabare}
期待していた
{netabare}あずさちゃんを加えた泥沼ハーレム展開も中途半端{/netabare}
なにより
最後まで
{netabare}つきこちゃんの「本音」が戻らず
ず~っと抑揚のないお喋りで
ほとんど喜怒哀楽がみられなくて{/netabare}
なんだか拍子抜けしました
この展開
2期ありそうですね^^
それよりも
タイトルにある「変態王子」って
当然ようとくんのことなのですが
ようとくんの変態っぷりがぱないです
前述の猫により「建前」を無くしてからの
変態発言も異常ですが
「建前」を取り戻したあとの
変態っぷりも見事でした
ようとくんの数多くの迷言や虚言を聞いていると
ある意味
変態に対する美学さえ感じてしまうほどです
でも
オスカー・ワイルドを心の師としており
彼の言葉を引用することがある(wikipediaより)
なんて
な~んだ
ただの"ナンパ男"なの?
どーりで出てくる言葉が
やたらと哲学的でした^^
余談ですが
願い事と猫の組み合わせで
真っ先に思い浮かべるのがやはり「ドラえもん」ですね^^
のび太くんの願いを叶えてくれる猫型ロボットのドラえもん
でも
この「変猫」を観たとき
お願いを勘違いをするところが
ちょっとユニークって思ったのですが
ドラえもんでも似たような秘密道具がありました
それは・・・
{netabare}「ねがい星~」(声:水田わさび)
(タッタラ~:秘密道具が出たときの音){/netabare}
なんでも願いを叶えてくれる{netabare}「ねがい星」{/netabare}なのですが
問題なのは
{netabare}「たいやきを出して」とお願いすると"タイヤ"と"木"をだしたり{/netabare}
{netabare}「金を出して」とお願いすると"くず鉄"をだしたりと
こまった勘違いをしてしまうところ{/netabare}
このお話の猫は
そんな勘違いのアップグレード版みたいなものを
イメージしていただければいいかも
(ドラえもんに関心のない方ゴメンナサイ)