ともか さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「戦争」が前面に押し出されてシリアスな展開に。
ラノベ原作(未読)、 1クール(全12話)、 2007年秋~10月まで放送。
シリーズ作品1クール×4期のうち、第2期に当たる。
2期のみのレビューですが、様々な点で1期と比較しています。
物語は1期の続きで、ラブコメ要素が減り、シリアスな展開が多くなった印象。
この混合比は、私は1期のほうが好き。
主人公・才人と、ヒロイン・ルイズが{netabare}別々に行動するシーンが増え{/netabare}、
繰り広げられている戦争の中で、2人が苦難を乗り越えていく姿をメインに描いていた印象。
どうやら戦争がメインのようで、「ラブコメを」見たかった私としては少し残念でした。
良かった点も多いです。
物語の繋がりは2期のほうが滑らかだった気がするし、
詰め込み感も すこし改善していたと思います。
原作未読の私にとって「まさかの展開」があったのも良かった。
コルベール先生に、あのような過去があったとは。
さらに、{netabare}物語はこれから!という場面で死ぬとは…。{/netabare}
王女・トリステインは、才人に対して
前以上に好意を持っているように見えるけれど、今のところ あまり接近できず。
ルイズとの関係も合わせて、今後どのように展開するかが楽しみです。
作画は、キャラの輪郭線が薄くなって、前よりも自然に見える。
音楽について、
OPはメロディだけでなく歌詞も合わせて、作品へのマッチが素晴らしいし、
単曲で聴いても良曲の気がする。
また、EDはルイズのキャラソンのような曲で映像も面白かった。
OP曲: I SAY YES
ED曲: スキ? キライ!? スキ!!!
キャラについて、
個性的な人物が多く登場して面白かったです。
ただ、ほとんどのキャラは登場頻度が低くて、少し物足りなかった印象。
そして私は今回、才人の人格のことが気になりました。
戦争のない国・日本から来た才人は、誰が何と言おうと{netabare}「人を殺さない」{/netabare}ことを貫き通し、
私もこの姿勢が素晴らしいと思っていました。
その信念を、最後の最後に曲げてしまい、{netabare}人を殺してしまった{/netabare}のが、残念でなりません。
全体として印象の薄かった1期よりも記憶に残っています。
個人的満足度では、長所と短所が相殺して1期と同じくらいになりました。