とろろ418 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
薄紅色のシャッター
視聴中→{netabare}
『第1話』
{netabare}1期と比べて大分安定感増しましたね。
メリハリも利いて見易くなったと思います。
1期で作った基盤を活かして、2期で深みを出していくといった方向性なのかな?
作品として成長しているのが感じられ、とても良い方向に向かっているのではないでしょうか。
当面の問題点は、ぽって視点が増えて、他のキャラの出番が減ることですかね。
ぽっての一人立ちの演出としては良いですが、1期の方向性からいくと他のキャラの夢も描かなければいけないわけで……。
だからと言ってコロコロ視点変更するのもアレですし。
う~ん、悩ましい。
難しいとは思いますが、この辺りをどうにか頑張ってほしいです。
そして、未来の問題点。
現在の流れを維持して上手く昇華するには、『卒業』というワードが重要性を持つ。
ところが、今2年生成り立てなので、今期でそれをやるのは難しい。
つまり、もう1期必要なんですよね。
強引な策で、『転校』という手もありますが、できれば避けて欲しいです。
2期でたっぷり時間を使って丁寧に描き、3期で爆発させる。
ここを上手く演出できれば現代版ARIAになり得るかもしれません。
期待してます。 +.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。
※現代版ARIAというのは比喩ですので、もし癇に触った方がいたらご容赦願います。
{/netabare}
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『第3話まで』
{netabare}今のところ良い感じだと思います。
ただ少しだけ、かなえちゃんの立ち位置が不安。
ぽってが予想以上に頑張っているので、現状だと先輩らしさが皆無に等しいです。
このままだと金魚のフン状態なので、どこかで威厳を発揮して欲しいですね。
今期、どういう形に収まるとしてもここはかなり重要になるかと。
その上で、{netabare}ぽってに何かを継承できれば私的には言うことなし{/netabare}です。
{/netabare}
(2013.7.25)
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『第8話まで』
{netabare}現状までは、概ね満足といったところ。
でもやっぱり、かなえちゃんの影が薄目なのが気になる。
もう少し色濃い存在になってれば、次も展開しやすかった気がします。
多分このあとかなえちゃんにスポットが当たることになると思うんですけど、
順序を逆にして空白期間でぽっての所用を済ませた方が良かったかもしれませんね。
さすがにこのまま退場ってことは……ないよね?
私的妄想→{netabare}
展覧会でかなえちゃんの写真が注目され、プロの道に進み始める。
部活に顔を出すことが少なくなり、ぽってとの距離が……。(ここで所用を済ます)
互いに別れが近いことを意識し始め、残りの時間を大切に過ごす。(間接的に、ぽっても成長)
かなえちゃん、涙の卒業式。
新年度、フォト部を訪れる後輩たち。そこには一段と成長したぽっての姿が。
そして3期に続く。てな具合に。
(そういえば、そろそろ後輩候補キャラがゲスト出演するのも良い気がする){/netabare}
花火を綺麗に撮るのって簡単そうに見えて難しいんですよね。
ブレ軽減、露出調整、天候確認、場所確保、様々な技量が必要となります。
プチ専門的→{netabare}
まずは三脚。ブレ軽減に必須と言えます。
手持ちは無謀だと思っておいた方が良いです。
次にカメラ。ぶっちゃけ携帯のは適してません。
(撮れないわけではないですが、満足はできないと思います)
シャタースピードが4~8秒ぐらいまで設定できるものが好ましいです。
そして土地勘。当然良い場所は皆が狙っています。
カメラマンだけならさほど問題はないですけど、一般客が多いと三脚立てることすら難しいことも。
車利用する場合は、渋滞などにも気をつけなきゃいけないし……。
とりあえずはこれだけあれば、何とかなります。
あとは便利アイテムとして黒い紙など、レンズを遮蔽できるものがあると良いですね。
写したいものだけを写すことが出来るので。
(原理や使い方に関しては割愛します。気になったらご自身でお調べ下さい)
{/netabare}
とまあ、色々書きましたが楽しむのが一番ですので、あまりお気になさらずに。
故意に変な撮り方したり、花火だけでなく周りの情景も撮ったり、失敗写真だったり、それもまた一興ですよ。
{/netabare}
(2013.8.21)
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『第9話』
{netabare}志保美さんの使っていた道具はレリーズというものです。
主な用途は以下の通り。{netabare}
①遠隔でシャッターを押せるので楽。
三脚と組み合わせれば、手ブレが発生しないので、夜間撮影や高倍率ズームなどが容易になります。
②物によりますが、ボタン押してる間、シャッター開きっぱなしにできます。
星とか螢とか撮るときに便利です。
{/netabare}
{/netabare}
(2013.9.1)
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『第10話』
{netabare}行く先の書いてない切符の使い方が良かったと思います。
設定や小道具が活用できてるかどうかってのは、小さいようで意外と大きいんですよね。
物語の方は多少の不満あり。
やっぱり卒業云々は、もう少し前から並列進行して欲しかったかな。
丸々1話に詰め込んだせいで、少し流れが強引な感じがしました。
あと、展覧会の扱いはあれだけなのでしょうか?
志保美さん以外のプロと知り合って、かなえ先輩の卒業後の布石にするとか、
後輩候補キャラ登場させるとか、
9話と繋げてプロとアマの違いを表現する(やっぱり技術も大事)とか、
もっと上手く利用できたように思えます。
{/netabare}
(2013.9.5)
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『第11話』
{netabare}ラストの不意打ちにやられました。
ただ、ここまで盛り上げちゃって来週大丈夫なのか、ちょっと心配だったりもする。
案外サッパリと終わらせるつもりなのかな?
構図の変化はかなえ先輩というより、あの方の影響が大きい気がしますね。流れ的に……。
{/netabare}
(2013.9.13)
{/netabare}
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『視聴後』
真っ先に浮かぶのは、おしいの一言。
1話1話ここの話は良かったと思いますが、全体として見ると継ぎ接ぎ感が否めないです。
写真を並べてるような感覚と言えば聞こえはいいですが、やっぱり流れは大事かと……。
大きく分けるなら『父の軌跡廻り』と『かなえ先輩の卒業』という2つでしょうか。
正直ここのバランスが悪かったかと。
比率が8:2くらいで、後者の弱さが目立った印象です。
過去と現在とも言えるので、5:5~4:6くらいがバランス良かったかもしれませんね。
私的妄想→{netabare}
①キャラバランス
まず、ぽってが積極的過ぎた気がします。
まだ頼りないぽってをかなえ先輩が引っ張っていくという形の方が良かったと思いました。
②ストーリー構成
前述の通り、『かなえ先輩の卒業』の方を軸に、空白を『父の軌跡廻り』で埋める形が良かったかと。
③未来への布石
まず後輩キャラ。
登場させられる機会が多分にあったと思うので。
顔見せしないでも、噂話とか色々できたかと。
あとは先輩の今後。
構成の問題もありますが、あまりにも不明瞭すぎます。
3期あったとしても登場させにくいのでは?
(フォト部の創設者や偉大な卒業生というわけでもありませんし……)
せめて、どこの大学行くとか、写真は続けるとか、の話だけでもあれば良かったかと。
{/netabare}
いつもの如く好き勝手言ってますが、作品として良いものだと思ってます。
欲を言えばという話ですので、悪しからず。
雰囲気は日常系ですが、一線は画してると思うので万人に薦められるかな?
『ARIA』とか『夏目友人帳』とか好きなら大丈夫かと。
3期はあると思いますが、実際はどうなのでしょうか?
首を長くして待つことにします。(●´・∀・`)ノ
(2013.9.21)