TEE-PURPLE さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
最強のタイトル詐欺
主人公、伊藤誠は通学の電車内で会う女の子の桂言葉(かつら ことのは)のことを気になっていて、学校に伝わる「好きな人の画像を待ち受けにして3週間誰にも見つからなかったら想いが叶う」というおまじないを実行しました。しかしわずか一日で同じクラスの女の子の西園寺世界(さいおんじ せかい)に見つかってしまいます…。 お詫びとして世界が二人の恋の手助けをすることにより、無事二人は付き合うことになります。そこからSchool Daysは展開していくことになります。………。
あらすじだと純愛学園ストーリーのような感じですが、この作品は一言でいうと…
「エグい」
です。様々な展開・場面を思い出しつつ一言でまとめるとこの言葉が一番しっくりきます。
見る前の注意として、絶対観ているうちに期待裏切られていくので、そこは了承してください。決していい意味としてとは言い切れません…。
ちょっと中身を書くだけでネタバレになるかもしれませんので説明不足ですが、悪くいうと印象強すぎてトラウマみたいな気持ちです。楽しくアニメを観たいと思う人は観ない方が絶対いいです。1,2話までなら何の変哲もない普通な感じですが。
もう一度言います…心して観てください…。
☆感想{netabare}
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はっ! 放心状態でした…すごい…マジで…。
まさに衝撃のラストでした。人間として壊れてしまった人たちが沢山出たせいで、ホント怖い生き物なんだと思う始末。
タイトル・あらすじ比較からのこの展開はすさまじい…
この作品を観て「良かった」とは決して思わないが、よかったとは思う。つくずくアニメでよかったなぁ…。
とりあえず出てくるキャラがみんな最低な人ばっかりだった。男も女も変わらん。言葉だけが少しはマシ…というかむしろ可哀想だった…。誠最低すぎる。世間で騒がれているのが理解できました。そりゃヤンデレ化するわな。ホント可哀想な人達の可哀想な集団でした。
ダメな方向で思春期を過ごすとこうなるんでしょうね。その点は勉強になりましたが、それでもマイナス分が大きすぎる気がします。
「良い印象を持たせない良い作品」
といった部類かと。内容は濃くないのに考えさせられてしまう…。
私の場合は、前情報全く知らず観始めたわけですが、初めは普通すぎて「こんな感じかぁ…ハズレだな」と考えていたのですが…世界と…なった後から目が離せなく、そしてラストでぶっとびました。
いとうかなこサンの「悲しみの向こうへ」
まさにその通りでした。この作品を好きな人と嫌いな人との別れ方がはっきり出ると思いました。私は総合的には好きな作品です。同時にアニメも馬鹿にできないなと思うようにもなりました。すごく印象に残った作品です。
{/netabare}