りく さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
色々雑。盛り上がれなかった……
原作未プレイ。突如現れた悪魔たちに対し、人間たちも携帯電話で悪魔を召喚して七日間を生き残るために立ち向かうというストーリー。
とにかく戦闘シーンがお粗末、この一言に尽きますね。バトルがメインの作品でこれはダメでしょう……。ほとんどパターン化していて、{netabare}「各キャラクターが召喚した悪魔が順番に攻撃→敵が強くてピンチ!→いきなり強い悪魔召喚or主人公たちがなんか凄い力に目覚めてぶっ飛ばす」{/netabare}の流れはウンザリしました。あまりの超展開にネタ的な意味で笑えたところもありましたがw
物語の展開も型に嵌まっていましたねー。7体現れるボスを倒していくといういかにもなゲーム的展開は、そのままアニメにすると単調な印象を受けてしまいます。{netabare}キャラクターの死亡によって物語に深みを出そうとしていたのかもしれませんが、それほど思い入れがないうちにサクッと死んでしまうので、「あー、死んじゃった」ぐらいの感想しかなかったです。これだけ死んじゃうと最後はみんな甦るエンドになるっていうのも想像ついちゃいましたし、つまらなかった。{/netabare}
そして、主人公が流されまくりなのに反発してばかりで、見ていてイライラしました。{netabare} 色々悩んだ結果、終盤ではしっかりと自分の道を貫くという感じなら良かったんですが、なんだかんだで毎回「みんなを守るんだ! → マモレナカッタ…… →うわああああ!」は学習しないなぁ、と。
最終話で「生きるとはなんだ?」とヤマトに問いかけられて、「選び続けること、考え続けること、そうやって世界は未来に続いていく」と言っていましたが、大して考えずにひたすら理想論を選んでは失敗し続け、周りに助けられて生き延びた奴が何を言ってるんだと呆れてしまいました。なんやかんやで最後だけオイシイところ持ってった感がヒドイ。自分の意思をしっかりと持っていたヤマトやロナウドの方がずっと魅力的でした。{/netabare}
世界観と設定は良くて楽しみにしていたのですが、料理の仕方がダメダメだったという印象でした。
原作の宣伝にはなった……のかなぁ……?(´・ω・`)