plm さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
モジョー モジョモジョー
私的分類【日常的対人コミュニケーション残念系ギャグ、エンタメ、心理描写、コメディ】
コメディ(喜劇)とはいうが、どうみてもトラジェディ(悲劇)である
これは・・ある意味、前期の俺ガイルの逆パターンか!!
俺ガイル⇔わたモテで主人公を比較すると
饒舌 ⇔ 口下手
自覚的 ⇔ 盲目的
戦略的ぼっち ⇔ リアルぼっち
妹に好かれてる ⇔ 弟に嫌がられてる
周囲に期待しない ⇔ 周囲に責任転嫁する
より不憫じゃねえか!! (いや比企谷君のスペックが高かっただけかな・・)
でもこの残念さがけっこう可愛いかもしれない。・・なにげなくハマりそうな1話でした。
あらすじにあった、
「モテない女子高生がモテるようになるために、見当違いの努力と虚しい奮闘を重ねる物語である。」
というのはまさに、言い得て妙なキャッチコピー。
▼視聴後感想
{netabare} もこっちこと黒木智子の行動理念の根底にはあるのは"モテたい"という願望。
"モテたい"というのは、周囲から認められたい、自信を持ちたいといういわゆる承認欲求であると思う。
そのために自分を良く見せようと見栄を張ったり、奇行に走ったりするのだが……
この承認欲求というものは誰もが抱えるもので、それを満たそうとすることは悪ではないと思う。
他人より優れていると思える部分を持つこと、スキルや個性を発揮できることは精神を充実させる。
しかし一方で、これを意識しすぎると劣等感・コンプレックスが浮彫になってしまう。
対人関係の上ではこれとどう向き合っていくのかが問われてくる、多くの人が通る道であり、
わたモテではこれが現代風かつリアルに表現されているので、共感を呼ぶのではないかと思う。
もこっち行動はほとんどが失敗談であり、しょうもない反面教師ともいえるが
その虚しい奮闘も"モテたい=認められたい"がためのひたむきな努力だと思うと、
あながち馬鹿にできない、どこかで応援したくなる気持ちの部分も同時に湧いてしまうのだ。
ゲスだったりひねてるのが多いけど、そういう懸命さを見つけると何か可愛らしく思えるときがある。
今江先輩や従妹のきーちゃんはそういうとこを見えてるのかもしれない。 {/netabare}
なかなか鋭い切り口で、共感を持たせながら一気にブレイクしつつ綺麗にまとめるという、
ある種の離れ業をやってのけた絶妙な時流ネタのアニメだったと思う。
ネタがネタだけに、共感や同情といった入り込める要素がなければ全く面白くない可能性もあるが。
音楽やら声優やら作画演出もかなり秀逸で、ここでその音楽は反則だろwwww
ここでその声芸はwwwここでその画はwwみたいなのが盛り沢山だった。メディアを活かしてるよ!
橘田いずみの演技力凄すぎわらた・・ミルキィで培われたのか声優のカオス力半端ない・・
2、3話視聴時感想
{netabare}
2話 なんとも報われない・・あまりにもせつないのに今期一番笑えるかもしれないwww
秀逸すぎる突っ込みと炸裂・脳内ワールドがとどまるところを知らない。逸材すぎるよこの子!
イイハナシかなーと思ったところで傷が抉られるのが憐れ・・
声芸に音楽、演出どれをとっても秀逸www見事なハーモニーで物語に集束していくクオリティ高ぇ!
あえて絵のネタを最後に持っていくことで、追い打ちをかけにいくところが容赦ねえ!!
ひどいよあんまりだよこんなのってないよwww
3話 優しくされたいなー
おっさんに二連続で怒られるわ雨に降られるわで初っ端から不憫なもこっち。
でもたまにはいいことがある! ……気づいてない。 BGMいい仕事しすぎだ。
そして一方で日頃の行いの悪さも露呈していくスタイル。因果応報かよ!
最後は少し姉らしくと思いきや絞ってないタオルは良い行いなのか微妙なとこww悪気はなさそうだがww
ステルスモコwwwとかどっからネタを持ってくるか予測不能だこれ。
{/netabare}