robelt さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
傑作~クリスの話か理解できるまで見返しましょうww~
伏線の張り方がすごく絶妙で驚かされます。
何かが起こりそうで起こらない、けど何かはわからない。
しかし確実に何かが変わり、進んでいく。
出来事が進んだかと思えばまさかの超展開。
ここでそうきたか!!?
予想を驚くべき形で裏切ってくれる展開の数々は次回を待ちきれなくすること間違いありません。
特にメールの送信場面には手に汗握ることでしょう!!
また、キャラ設定も個人的にはかなりいいです。
Dメールを送り始めてからの主人公の葛藤にはこちらもドキドキしてしまいます。
そして要所要所での意味深なセリフ、一人一人はいったい何を感じ、何を抱えて行動しているのか。。
後半に入ると伏線の回収が始まりますが、想像の域を超えなかった自らの予想が真実となったり、いい意味で裏切られていくのは爽快です。
最後のクリスとのやりとりは非常に内容にこっていてよくわからない人も多いと思いますが、不器用ながらも伝わってくるクリスの優しさがとても感動的でした。
(ここから話が難しくなってしまいます・・・)
ラスト2話に関しては賛否両論あるかもしれませんが、僕は悪くはないと思います。少し矛盾していると考えられたり、強引なところもありましたが、岡部の主観という観点においては矛盾が生じていないことや、結局のところ世界線の変動は変更を加える側の主観に大きく左右されるものだと考えれば納得いかなくもありません。世界の意思があるように話が進んでいる一方で、あくまでそれを知覚できるのはその世界にいる人であり、世界を主観の集合と考えれば世界を騙すことと自分を騙すなんてことはそう大した違いもなくなります。(まぁ要するに考え方としてはΑ世界線での最後のクリスの考え方とほとんどというかほぼ一緒です)そもそもβ世界線ではクリスが死んだと岡部が認識してから鈴羽が来るまでの間は、岡部の主観的にはほとんど何も起こっていないはずですし。。
そうなるとやはりクリスは天才ですね。アトラクタフィールドの収束を観測しているのもあくまで主観であることに変わりはない以上、人の主観において世界が構成されているという考えに立てば、多世界解釈は否定される同理はないわけですね。そもそも頭の中でタイムパラドックス、矛盾、因果律の崩壊は起こりまくってますしww
まぁ若干僕の頭もオカリン並みに厨二ってきたのでこのへんにしときますww
ちなみにゲームもやりました。9月に入ったぐらいにはじめて、アニメを追い越さないように気をつけてプレイしました。正直な感想としては伏線の張り方がアニメの方がうまかったです。アニメ見ててわかってたのもあるとは思いますが、ゲームの方は伏線が若干多かったのがいけなかったかもしれません。それでもアニメでは描ききれなかったシーンや、設定の細さには非常に驚かされました。まゆしぃがSERNに捕まった時とか、なえの・・・とか。。。アニメを見たあとでもやってみる価値は十分にあると思います。