ともか さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
発想は面白い。 序盤は残念だったが、乗り越えればある程度楽しめた。
ラノベ原作(未読)、 1クール(全12話)、 2011年秋放送。
閉店間際になると弁当が半額に値引きされるスーパーが舞台。
超人的な殴り合いのバトル(+どの店舗へ行くかの心理戦)で、
半額弁当の争奪戦を繰り広げるコメディ作品。
序盤であざとい微エ○なシーンがとても多く、
特に第4話では開始から15分ほどそのようなシーンばかり続いて、
なかなか戦闘モードの雰囲気にならず、断念しようか迷ったほど。
あにこれのタグを見たところ、「変態」のポイント数が結構伸びていますね。
私もその通りだと思いました(二つ名 的な意味ではなく、本来の意味で)。
ところが、レンタル店で続きの巻も同時に借りてしまったために、
「もったいない精神」で続けて視聴したら、それが良い結果をもたらしてくれました。
中盤以降は あざといカメラワークが激減したし、
回ごとに勝敗も違うので、毎回読めない展開を楽しみながら観られました。
飢えた狼たちのバトルは、半額弁当をただ獲得するのではなく、
相手を倒してGetしてこそ意義がある。
それも「暗黙のルール」を守りながら。
バカらしいけれどネタとして面白かったです。
ただ、序盤で「期待を裏切られた」ことが気に障り、何となく引きずったようで、
全体として微妙な印象になってしまったのが惜しい。
(殴り合ってるだけ、というマイナスイメージも拭いきれたわけではありません。)
争奪戦の乱闘で怪我をして治療に費用がかかるなら、
戦闘せずに半額前の弁当を購入…私なら間違いなくそうします(苦笑)
ただ、この作品を観る時に、そのようなツッコミは野暮というもの。
あくまでもコメディ作品です。
そして、個人的に特筆する点は「作画」だと思います。
弁当のラベルの文字が読めるほど鮮明に描かれていて、
OPの映像も、その話数で狙う弁当が映り、毎回変化します。スタッフの愛を感じました。
表紙の絵の見かけによらず、キャラのイラストも今風な感じでとてもきれい。
なお、個性的な面白いキャラが揃っていますが、
私の中では、特に愛着を持ったキャラはいませんでした。
音楽は、挿入歌がいかにもスーパーで流れていそうな曲。
舞台となるスーパーによって流れている曲も違います。
OPはこの作品らしくパワフルな感じ。
EDは安らぐ感じの曲に加えて、氷結の魔女が昼寝している映像に不思議と癒されました。
OP曲: LIVE for LIFE 〜狼たちの夜〜
OP曲: Treasure! (第4話のみ)
ED曲: 笑顔の法則
先述の通り「変態」な感じの演出が序盤ほど多く、嫌悪感を覚える方もいそうです。
4話まで観られそうにない方は早々に断念、そうでなければ完走することになりそう。
結局のところ、「個人のツボに合うか否か」に収束すると思います。
私は、もう一度観たいとは思わないかな…。もう充分です。
以下余談です。
第11話のサブタイトルは「ポカリスエット 125kcal」となっています。
この作品の視聴後、スーパーでポカリスエットを見かけた時に、
商品を手にとって栄養価の表示を見たところ、
「100ml当たり25 kcal」と書かれているではありませんか!
500mlで計算すると本当に125kcalです(笑)
※私が見たのは、賞味期限が2014年4月24日のものです。