hilfe1802 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
虚淵さんにしては残酷描写や絶望描写が少ない気がします。
ヒディアーズというでかい宇宙イカと人間がロボットに乗って戦う描写から始まります。その中で主人公は退却時にうまくワープできず、気づけばある星で海から引き上げられます。
{netabare}ロボットのAIが翻訳をしたり、海で覆われた星が太陽が活動を弱めたあとの地球であったり、過去の遺産を引き上げて海の上で生活していたり、ヒディアーズが実は元人間であったり、せっかく出会えた軍の上司が実は死んでいてAIが勝手に {/netabare}
やっていたりとよく練られた設定やネタを相変わらず組み込んで絵も高いクオリティーでした。
しかし、やはり虚淵さんには心理描写に重きを置いた人間ドラマをもっとやって欲しかったです。そういう部分がさらっと描かれていたように思います。 {netabare}ストーリー的には杉田さん演じるAIすらも人間的感情が芽生えた{/netabare}というのがオチなのかな~と思いつつ、AI・人間・ヒディアーズという対比でもっとドラマが描かれてよかった気がします。
まあこの設定で1クールは短すぎて大事な部分を演出しきれませんね。