「刀語-かたながたり(TVアニメ動画)」

総合得点
88.3
感想・評価
3065
棚に入れた
16302
ランキング
119
★★★★☆ 3.9 (3065)
物語
4.1
作画
3.8
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.0

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ネタバレ

やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

独り語(*゚∇゚)=====Ю)゚ロ゚)/ チェリオ!!

■評価
ストーリー : ★★★★  4.0
演出・構成 : ★★★★ 4.0
作画・映像 : ★★★★ 4.0
声優 : ★★★★ 4.0
音楽 : ★★★★☆ 4.5
キャラ : ★★★★☆ 4.5

■感想
はじめに私の感想は焼き直しされて最近まで
ノイタミナで再放送されていた刀語の方です。。

全十二話の1尺60分アニメという面白い構成の作品。
ストーリーも伝説の刀鍛冶『四季崎記記』が作った
完成系変体刀の12本を集める物語というシンプルな話で
あまり中身のない作品ではないかと考えてましたが
百聞一見にしかずで非常に見応えのある良作で
非常に楽しめます!!

この作品はバトルシーンは多くなく、人の生きる様を
見て感じて考察する、という様な語り中心に描かれます。
ポイントは登場する変体刀の所有者たちとの戦いを通して
『生きる意味』『戦う理由』を、主人公:鑢七花&とがめ
と一緒に見ている私達も悩み苦しみながら考察し
『生きる道』を見出す事にあると感じます!!

純粋無垢であるが故に残虐な七花が、各話を通して『心』
を宿していく姿や自らの歴史を刻むために生き続ける事を
選ぶ姿はとがめと一緒に見ている私も成長できる様な
気がしました。
人を大切に想う気持ちは自分を大切に想う事と同じであり
刀(人)は傷ついて、さらに叩かれる事で強くなって
いくんですね。大切な事に事に気づかされる作品でした。

また主人公たちや刀所有者の周辺を彩る各キャラ(真庭忍軍
否定姫,右門左衛門)と劇中歌はギャップがあってとても
おススメです。チェリオぉぉぉ!!

最後にこの物語では色々と理解できなかった箇所が複数あり
小説版を読めば分かる事かもしれませんが、私が調べた限り
の情報をまとめておきます。ネタバレ情報なので
本作品を見ていない方は避けてくださいましm(_ _)m

{netabare}
■七花はなぜ父親の六枝を殺したのか?
 姉:七実の人外の強さを知る六枝は、七実の見稽古によって虚刀流の技が
 盗まれる事を恐れたために姉の首を絞めて殺そうとしたが、事情をしらない
 七花はそれを止めるために父親を殺めてしまう。

■否定姫はなぜとがめを殺したのか?
 否定姫ととがめは同じ倒幕を目的にしていたにも関わらず
 以下2つの理由から否定姫はとがめを殺害する事を決めた
 様です。
 ・完了形変体刀『虚刀』を完成させるため、七花の
  拘束具(鞘)となっているとがめが邪魔であったから。
 ・とがめは歴史の修正を目的としていたが、否定姫は
  歴史の改竄が目的であったため、自分の目的を達成
  するためにとがめが邪魔であったから。 

■七花はなぜ否定姫を殺さなかったのか?
 理由は以下の3つの様です。
 ・天守閣の最上段まで上ったとき、後一人しか殺せる
  体力が残っていなかった。
 ・とがめ、否定姫、鑢の悲しい歴史を作ったのは、尾張
  幕府が元凶であり、その元凶を断つ事こそ最善の策と
  考えたから。
 ・否定姫は実はとがめの事を良く想っていたから。  

■右門左衛門と真庭鳳凰とはどういった関係なのか?
 相生忍法と真庭忍法は元々旧知の仲で、互いに親友で
 あったが真庭鳳凰が人望の熱い右門左衛門から『顔』と
 『忍法:生殺し』を命結びで奪いとり、一族の長と
 なった。
 その事が原因で相生忍法は滅び、右門左衛門の人格は
 一度死んだため否定姫の家臣になっても真庭忍軍を
 恨み続けている。。
{/netabare}

投稿 : 2013/07/07
閲覧 : 295
サンキュー:

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