アラサー男子ing さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
いろいろと考えさせられる作品。
事故により遠い宇宙から見知らぬ星「地球」に不時着した、
少年の苦悩と葛藤を描いた物語です。
設定だけみると同クールの「はたらく魔王さま!」に非常に近いですが、
「はたらく…」が中盤以降、失速してしまった感があるのに対し、
本作はなんとか勢いを持続させたまま終わりを迎えたような気がします。
内容はいろいろと考えさせられることもありますし、
ラストに大どんでん返しがあったり…。
「涙が止まらない!」といった大きな感動こそないですが、
安定して観ることができます。ヒロインの女の子もかわいいです。
あえてダメ出しをするとすれば…
まぁこれは制作に携わる虚淵玄氏に対する苦言でもあるのですが、
同じく虚淵氏が関わった「まどマギ」でもそうだったんですけど、
{netabare}「新興宗教」に対する扱いが少し悪すぎる気がします。
「新興宗教=悪」ってことで!という発想があまりにも安直すぎます。
新興宗教の99%が胡散臭いというのは事実なんでしょうけど、
あの生贄のくだりなどは観ていて良い気分ではありませんでしたね。{/netabare}
とまぁ悪口が長くなってしまいましたが、総合的にみると良い作品です。
同クールですと「進撃の巨人」とトップを争う良作だったと思います。