ゆうぼんのパパ さんの感想・評価
3.4
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
これまでで一番泣いたアニメ
有名な作品なんで、今更オススメコメントする必要もないと思います。なので、今回はネタバレで、個人的な感想を書かせていただきます。
個人的には、今の所、最も泣いたアニメです。父親としての自覚に目覚めた朋也が汐と花畑で抱き合うシーンは、アニメ史に残る屈指の感動シーンだと思います。
それだけに、あのラストはイマイチ納得いかなかった。あの感動シーンが無かったことになったみたいで…。正直、当初はあの最終回で渚を追いかけて抱きしめるシーン(このシーンが私は一番泣いた)の後、出産シーンに戻るのではなく、汐が倒れたあの雪の日のシーンに戻り、汐が息を吹き返すというストーリーにした方が良かったのに…と不満でした。
しかし、最近もう一度頭から見返してみたら、考えが変わりました。やはり、あのラストがベストだったのかもと。理由は…渚ちゃんにも汐を抱かせてあげたかったから。
キャラクターに愛着が湧いてしまったのでしょうか。私も汐と同じ5歳の息子がいるのですが、その子が母親に甘えている姿を見ていたら、やはり渚ちゃんにも同じ幸せを掴んで欲しいと思いました。原作者の方も、渚が死んだままのエンディングも当然考えたと思います。それでもあの結末を選択したのは、私と同じ様に考えたのではないかという気がします。
現実主義者の私の友人は、あんな奇跡起こる訳が無いから興ざめした、みたいな事を言ってましたが、それを言うなら、風子ちゃんのエピソードだって、寮母さんと猫のエピソードだって、起こり得ない話。少女とガラクタのロボットの話や、ことみの両親の研究など、伏線も沢山あり、こういう不思議な事が起こる町なんだという認識はラストまでに持てたはず。と、自分も最初はラストを気に入らなかった事を棚に上げて、友人の意見に食ってかかってしまいました。
それにしても、この作品。深夜ではなく子供が観れる様な時間帯に再放送してくれないかな。