ソウスキー・セガール さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
愛するものを、愛を信じて殺せるか
本作品のキャッチコピーが「愛するものを、愛を信じて殺せるか」であるように、まさにその通りの物語となっている。
本作品の見所は愛し合う黄泉と神楽が殺しあう理由にあると思う。その理由について、黄泉と神楽のお互いの感情を理解したうえで、最後の場面を観たときは、やりきれない思いがありつつも、その結末には納得できるものがあり、自然と涙が流れてしまいました。
神楽を愛するために殺される覚悟を決めた黄泉
黄泉を愛するために殺す覚悟を決めた神楽
お互いを思いやる気持ちが丁寧に描写された感動できる素晴らしい作品だと思います。
~~~ 以下、微妙にネタバレ含みます ~~~
前半から中盤にかけては2人の仲の良さがメインに描かれており、それがあるからこそ最後の場面がより際立っている。
また、1話と2話については必要かどうか賛否両論あるようだが、個人的には必要とまでは言わないが、あったほうがよいとは思う。
1話と2話があることで、3話以降を観るときに、「どうして2人がそうなったのか?」を視聴者に考えさせながら観させることで、最後の場面の2人が殺しあう理由について、より視聴者に意識させることができるし、物語の中での重要性も増していると思います。