退会済のユーザー さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
君のいちばんに…
山崎まさよしの「One more time,One more chance」という曲を当時youtubeで調べてたときにPVをみたのがこの作品を視聴したきっかけだ。
だが物語が曲の内容から想像していた話と違って最初はがっかりした。そもそもこの作品のために作られていないので当然だが。しかしそんな落胆の念を吹き飛ばしてくれるものがあった。それは洗練された映像美だ。
現実的でリアルなのに、幻想的で夢を見ているかのような背景は不思議な感覚になる。実際にコスモナウトの映像はその日の夢に出てきたのでよく覚えている。というかその日の晩はなぜかよく眠れなかった。
それと、繊細な表情表現も評価できる。モーションキャプチャーを顔面に使ったのかと言いたいくらい良かった。これらの作画が無かったらおそらく見ていない。
というのも、前述したように歌詞が今一つ合っていないことが少しと、内容にそれほど感動しなかったからだ。
話を要約すると、{netabare}主人公は好きな女の子に色々あって気持ちを伝えられず、そのまま離ればなれになる。その想いを引きずり、迷いながらも他の女性と関わろうとする。だが結局心の距離は縮まらず、本命も他の男と結婚。その後たまたますれ違うが、彼女の後ろ姿を追うことを止め、やっと吹っ切れて前進する、{/netabare}という話。
私はアニメに現実的なストーリーをそれほど求めていない。そういう話は小説だけで十分だ。それに加え、話に感動しなかったのは私が恋をしたことが無いからだろう。だからその点は言及しない。できない。
それでも、他に収穫はあった。花苗と挿入歌が良かった。すごくよかった。
もう少し もう少しだけ このままでここにいて感じていたい 大丈夫 大丈夫だよ 自分に言い聞かせながら
LINDBERGの歌合ってるね。フラれると分かっていても、相手の気持ちが自分に向いてないと分かってても、ちょっとでもそばにいたい。そして、もしかしたらという気持ちを無理に起こして、自らに言い聞かせて、玉砕することを分かっていても告白しに行く。
切なすぎる…花苗可愛いのに…
だが漫画では…(о´∀`о)
憂鬱になるかは人によるけど、なんとも言えない気持ちになる作品でした。