退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
Some day my "Haruhi" will come
■1回目の感想
1期の話とエンドレスエイトをカットして他の話を回してくれればよかったのに・・・まぁでも手を抜いてたわけではないのでなんとも言えないが。おそらくエンドレスエイトは視聴者がキョン達の気持ちとシンクロするように作られたんだろうが、流石にやりすぎではなかろうか。
ちょくちょく出てくる、機関とか朝比奈さんの上司って誰なんだろう。もしや未来のSOS団だろうか。そうだとしたらその頃のハルヒはどうなってる? よくわからないな。
まぁとにかく原作も早く続きがみたい。
■2回目の感想
アニメだけに限らないのだけど小説や映画など、物語にはなんらかのメッセージがあるよね。そのメッセージはその人が今直面している壁によって受け取り方が変わってくると思う。私はまだまだケツの青い生意気な糞ガキなので、キョンが考えていたような等身大のものしか受け取れなかった。それは「楽しみたいなら待つのではなく、自分からやる」ということ。私はいつも娯楽を提供してもらうだけで、自ら楽しもうとしたり、誰かを楽しませようとしたことが無い。そのことについては前々から気づいていた。気付かないふりをしていた。そのことがこの『涼宮ハルヒの憂鬱』の作品全般をみていく中で、ずっと引っかかってモヤモヤしていた。
【ハルヒとは】
キョンはまだ幼い頃にこんなことを考えている。
「アニメのような非日常な世界で闘ったり、あるいはフォロー役として巻き込まれたい」
しかし高校に入る時点ではもうそういう夢物語をみることもなく、現実を受け入れている。
私はキョンこそが実は「神のような存在」なのではないかと考えている。おそらく他にも同じように考えている方も多数いらっしゃるだろう。“涼宮ハルヒ”とは、キョンの“積極的な心”が具現化したものではないだろうか。誰しも一度は「誰かに引っ張り回されたい」とか「楽しませて欲しい」と思ったことがあるのではないか?そうした受身な心に呼応して“ハルヒ”は生まれたのだと思う。誰でも心の中にハルヒがいるのさ。
【では他のSOS団のメンバーはどうか。長門は?】
長門は多分、キョンの「理性的な心」ではないだろうか。『涼宮ハルヒの消失』では{netabare}長門が世界をつくりかえる。キョンがそれまでの“非日常な世界”を「こんなの間違っている」「現実的じゃない」と一瞬でも考えたからかもしれない。まぁ結局最後はその“非日常な世界”が自分のあるべき場所という結論に至り戻ってきたのだが。 {/netabare}
残念ながら古泉とみくるについては分からない…。受身な心?人間的な部分?などあれこれ考えたが、私の残念な頭では原作をすべて読んでみないことには何とも言えない。そもそも私のこの考え自体が仮説の域を出ていないしな。
この作品はとんでも設定なのによく手綱を握っていられるなぁと感心させられる。いや、暴れ馬のように見えて実はそうではないのかも。
まぁとにかく早く3期やってよ。頼むよ。陰謀を映像で見たいんだよ。多分まだ数字とれるって!いやもう本当は金のことなんか気にせずやって欲しいんだけどね…お願いします。