退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
わたしロケット
自分の可能性を過小評価している青年らが、自らの身の丈よりも大きなものに挑戦しようとする話。コメディやキャラの可愛さがちょうどいいバランスを保っている。人物の心理描写はかなり良く出来ているが、1クールしかないために掘り下げが不十分。しかし物語の進行に影響を及ぼすほどではないので問題ないと思われる。
欠点を挙げるならやや説教くさいという所と、2期が無いということくらい。目指したい夢が無い人、突き進むための推進力が足りないという人におすすめ。
■物語
○設定や台詞についての勝手な解釈を書いていく。
【宇宙人撃退作戦】{netabare}
・宇宙人…「弱気な心」
・おばあさんの「今出ようと思ってた」という台詞…強がりというよりも、先延ばしにしようとする「怠惰な心」を表現
メメの計画で“宇宙人”を撃退するための儀式を行った。目的はおばあさんに元気を取り戻してもらうため。そしておそらく娘であるエリオを救うためでもあったと思う。この「儀式」には言霊のような力があると私は信じている。言葉を口に出したり、行動を起こすことで、そこには暗示のようなものが確かに生まれる。今回のロケットによる宇宙人撃退作戦は形だけのものでしかない。だがおばあさんが元気を取り戻したのは事実である。本当に不思議だ。やはり「形あっての心」ということなのであろうか。{/netabare}
【実力によるホームラン】{netabare}
・前川さん父…恐怖やプレッシャーに打ち勝つための「勇気」を表現。彼を連れ戻す行為はすなわち、勇敢な心を奮い立たせる意味を持つ
あのホームランはあくまでも奇跡。しかしミラクルとは何かアクションを起こして初めて発生するもの。野球は2アウトからとよく言うが、勇気を奮い、経験を活かし、諦めない心を持ち、運を味方につけて打ったそれは間違いなく実力だ。{/netabare}
○テーマ、メッセージ
描いているテーマは「前進」。受け取ったメッセージは、
①重力にも屈せず真っ直ぐ宇宙へ進んでいくロケットのように、己を信じ日々前進せよ。
②形があって、初めて心がこもる。
という2点。
この作品における“ロケット”とは“私”自身であり、宇宙という夢へ推進するものである。また、ロケットは気持ちを“渡す”ためのものでもあった。
■この作品が好きな理由(蛇足/自分用){netabare}
・テーマが好き
・キャラクターが好き。キャラデザも心理描写もよく出来ていると思う。台詞から動きまで全部好きだ。
・共感できる。主人公と全く同じことしてた。中学の野球部の皆には本当に迷惑かけてしまった。今でもたまに夢の中で野球をやっている。夢の中では私も楽しそうにやっている。この呪縛はずっと付きまとうことだろう。ああ、これが罪の輪ってやつか{/netabare}
(||´Д`)o=3ゴホゴホ 仕切り直してよかですか?
■その他
・OP最高。EDも途中から変わるのが良い
・考えて、考えて、ひたすら考え抜く。byウッドロウ
・秒速0.00000000198センチメートルってなんの速度やねん
・あのウインドミル投げ方おかしいよね?
・お茶なのにコーラ。 繰り返す お茶なのにコーラ!
・好きなヒロインはエリオ…ではなくその母親
・賞味期限ギリギリだから早めに食べて下さい=メメさんのこと?なら私が(ry
・2期マダー?ヒロイン掘り下げようぜ
・前のレビューは上書きしたのでもうありません。読んで下さった方、本当にありがとうございました。