杞冬@あずさ さんの感想・評価

4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

バカはバカでも、バカを貫き通した漢の物語

アルターという能力を使って戦うバトルアニメ。
能力といってもややこしい設定はなく、
とても単純な能力ばかり。
主人公カズマの能力は右腕を武装するというもの。
その右腕から繰り出される「衝撃のファーストブリット」「撃滅のセカンドブリット」「抹殺のラストブリット」は強くてかっこいい。
でも言ってしまえばすごーいパンチでしかないのですｗ
それをかっこいいと思えるかは見た人次第ですｗ
カズマのアルターが一番好きですｗ

ストーリーは単純ながら引き込まれる展開。
中盤あたりからはなかなか予想の付かないストーリー展開でした。
カズマと劉邦二人の漢たちの出会いから物語は始まっていきます。
主人公はカズマですが劉邦も主人公だと思います。
二人の目線で話は進んでいきます。
この二人は最高のライバルですね。
理屈はないけどむかつくから戦う。
カズマは喧嘩早く、短気で自分のルールに従い生きる。
自分の不始末は自分で付ける。
周りからバカにしか見えませんが、
真っ直ぐで自分をルールを、バカを貫いた漢なんです。
どれだけバカと言われようと、
貫き通して見せた。
今のなよなよ系主人公からは似ても似つかない漢です。

そしてカズマは仲間のために涙を流せる漢。
「お前は今泣いてもいい！！」
このシーンには熱くなるものがありました。
失ったものを悔やみ泣くことができる。
悲しくても泣かないのは男であり、
悔しくて、悲しくて泣くのは漢なのだと思います。
カズマは誰かに媚びるとこはしない人ですが、
誰かに頼ることはなく自分で進む人。
だからといって仲間のことを何も思ってないわけではなく、
ちゃんと彼なりの優しさで接しているのです。
そんな不器用な漢、カズマのことは今ではかなり好きなキャラとなりました。

名言も多く出てきます。
どれも臭い言葉ばかりですが、
とっても熱くかっこよく思いました。
一番好きな言葉はやっぱり「真ん前から打ち砕く！俺の自慢の拳でええ！」
こんな臭いセリフをかっこよく言えるカズマはまさにパーペキ！！

OPもとても魅力的。
特撮のような熱い歌詞。
最近はこういう歌減っているなぁ。

臭いセリフや単純なバトルシーンをかっこいいと思える人はぜひとも見てほしいです。
何言ってんだ…？かっこわりぃと思ってしまった人は視聴を控えた方がいいかも…
グレンラガンと一緒でこれも男性の方にお勧めしたいですね。
少年漫画のような熱いバトルアニメです。
やっぱりこういう熱いアニメはいいなぁ。
最近は減ってきてしまってるかなぁ…