disaruto さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
女神になれなかった少女
制作はマングローブで原作は漫画です。
ジャンルはラブコメです。
一期「神のみぞ知るセカイ」のレビュー。
http://www.anikore.jp/review/579979/
二期「神のみぞ知るセカイⅡ」のレビュー。
http://www.anikore.jp/review/582078/
桂木桂馬とエルシィが攻略した14人の少女たち。
その中に“女神”が潜んでいる。
女神を探し出すために落とし神が再び動き始める。
まず驚いたのが一話、二話の圧倒的なダイジェストw
こんなもの前期を見ていても分けわかんないっすよw
各キャラの攻略が異常にテンポ良く、非常に見やすい作りではあります。
中盤以降は残った二人の人物に時間を割いて丁寧に描いています。
最終的に残る攻略対象者は6人で、うち5人に女神が宿っています。
女神が宿っている人は過去に主人公に攻略されたことを覚えています。
女神が宿っていない人は過去に主人公に攻略されたことを覚えていません。
つまり一人はまっさらな状態で普通に恋をしてしまうということになります。
この設定が非常に上手い。
女神が宿っていなかった彼女の思いにちょっと感動してしまったw
以下詳しいネタバレ。
{netabare}歩美とちひろ攻略からが女神編の真骨頂でした。
途中までどちらが女神か分からない展開。
最後までどっちか分からないままエンディングを迎えるのかと思ったら、9話で歩美が女神と判明。
ここからのちひろの切なさと言ったらもうね…。
前半もよくよく考えてみるとちひろをちょいちょい使っていました。
女神編というより、ちひろ編ですねw
ちひろの演出が全体的に上手かったです。
細かい言動、声優の演技が重なり合ってより印象的に。
最終回には痺れました。
ライブ中に羽が生える女神たち。
ちひろはやっぱりモブキャラで、羽が生えない。
女神になれなかった彼女に当たるスポットライト。
「ちひろは関係ない」の言葉が刺さります。
最後、ちひろの泣きの一枚絵が凄く良かったです。
完全にヒロイン。
桂馬も泣いていましたね。
最終話のタイトルが「初めて恋をした記憶」。
桂馬にとって本当の意味での初めての恋愛ですからね。{/netabare}
総括して、「神のみ」シリーズで一番面白かったと思います。
一期、二期を見たならばこれは見た方が良いかな?