buon さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
好奇心・希望・好意の先にある深いところへ
久しぶりに観たらメチャクチャおもしろかった☆☆☆☆☆
評価を再氷菓してみた・・・???
新しく気付いたところとか、考えが変わったところだけ書くわ~
動きや背景、風景の美しさにびっくりした。
デフォルメ絵がないのも特徴かな。
表情や細かな動作が丁寧で、感情は一目で大体分かる。
登場人物の姿勢や仕草には統一感があり、作品を通してブレがない。
思考を巡ったり回想のシーンが独特で飽きがこない。
何となくあーいうのって手抜きをできる場面なのに、芸が細かい。
映像においてはやはり京アニならではの安定感でしょうか。それ以上の気合を感じられた。
物語もキャラもええな。何か元気になる話だった。{netabare}
チョコの話は相変わらずモヤモヤするがw{/netabare}
前はマヤカが若干苦手だった気がするけど、自分に正直なええ子やないか~♪
この作品が推理モノであるとして一つ、非常に特徴的なことがある。
それは動機を明確にしていないこと。
犯人、というより仕掛け人、あるいは既にある仕組みや過去のことが課題を与える。
問題でも事件でもなく、課題が近いが当たってはいない。
課題を与える者、課題にした者、その人々の動機が明確ではない。
普通の推理モノなら、謎が解き明かされて、その種もその行動にいたった感情もベラベラしゃべる。
この作品ではそれを完全にはしていない、できていない。
探偵役が動機を推察しそれがほぼドンピシャで当てたりする、
あるいは犯人が自分が悪くないかのように言い訳がましく事情を丁寧に説明する、
そういうのが常である、ような気がするw
しかし、しない、と言うより「できない」と言うのが正しそう。
人が何か他者に負の働きをする場合、なぜそうしたのか自分でもよく分かってないことがあるし、
そもそも分かりたくないこと、分かってもらいたくないことはある。
一応、明かされはするが、全てを語ってはいない。
人間の複雑さを上手く描いている点も、この作品の魅力だ。
気合を入れて観れば謎解き前に解ける内容も多少はある、と思う。
もっとも、謎解きをする側として観てはいないので、解く側の気持ちは分からんな。
数話続く話よりも1話完結の方が好きかも。
{netabare}恋愛要素もなくもないが、時間と経験を重ねて培われるものだから非常に見てて心地が良い。{/netabare}
シリーズ構成はフルメタの原作者だったんだなぁ~、気付かんかった~。
・・・あーいう役職?担当?って謎だらけだけどね。
気になったことは、1クール目のOP以外、素晴らしい内容に匹敵するようなOP・EDがなかったかな。
いつも飛ばしてるし。ここら辺も観る側が感じ取れる完成度や印象に影響出してそう。
高校生の青春推理物語としては、この作品以上に心地よいものはないだろう。
あ~青春してるな~
□過去の感想 → {netabare}
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0
【イイ京アニ☆ 高校生らしい推理モノ】2013.07.07 21:18
京アニさんの作品では「ふもっふ」の次に好きです☆(クラナドはちょっと別扱いで)
2クールもの。
※ネタバレを少しだけ含みます
人の死なない推理もので、私は主人公たちが推理していく様を楽しむ派です。(金田一やコナンでも自分で推理したことはほとんどありません)
主要キャラな4人、性格もほぼ固定。(オレキさんと千反田さんが少し成長するかな?)
事件、あるいは調査対象みたいなものが初めにあって、
オレキ 探偵(無気力)
サトシ データ(乗り気)
マヤカ 一般人(元気)
エル 変人(やる気)
とオレキさん以外が情報を上げて、オレキが推理するって感じかな。
大抵、オレキさんのお姉ちゃんが「スーパーヒント」をくれることを前提にストーリーが構成されている、ということを除いたら良くできていると思う。
ちたんださん、かわええ~☆
風景もきれいだし。1クール目のOP好きだなぁ~♪