buon さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
一つ屋根の下に住む、美術科女子高生たちの物語の始まり?~アニメ中級者向けシリーズ1期~
てんてー、この1期むずかしいです。
◇4コマ漫画原作、全14話、1クール+特別編2話、4期まで続いたシリーズものの1期
美術科で有名な『やまぶき高校』に通うため、
地方から学校前にある『ひだまり荘』引っ越してきた女子高生4人の日常物語。
4人のメインキャラ+1とその見どころを紹介すると、
ゆのっち 1年 ちっちゃい、やや天然、笑顔
みやこ 1年 元気、自由奔放、食べっぷり
ひろさん 2年 くせ毛、家庭的、ぽっちゃり?
さえさん 2年 作家メガネ、クーデレ、恋愛知ったか
吉野家先生 グラマラス変人
キャラデザは5頭身ぐらいの眼デカ、顔大きめで、ちょっと古っぽく萌え過ぎない感じ?
学生4人の学校と私生活の日常を、シャフト作品らしく独特に表現。
時系列シャッフル、実写を交える、スローモーション、輪郭だけのモブ、心象風景というか背景。
やりたい放題やった感じ。特別編や風邪回など顕著だ。
評価すべきは、やはり漫画では表現できないキャラが描いた作品の数々。
原作1巻だけ読んだことがあるが、見事に昇華されている。
一方、時系列シャッフルやあの独特な表現は慣れが必要、
何よりもシリーズ1期なのに登場人物の出会いの話がなく、どうやって仲良くなったのか分からない。
{netabare}体育祭の予行練習の話があって「明日、晴れるといいな」からの、まさかの体育祭回なし。{/netabare}
絶望先生で鍛えられ、2期から入った私の様な人ならいいが、ちょっと不親切設定。
単純に日常アニメと見られがちだが、
特筆すべきは『美術科』高校生という、少数派に焦点あて、空気感を見事に再現していること。
芸術科の生徒の専攻科目に対する姿勢って、専門家の仕事への取り組みに似た雰囲気がある。
登場人物は当然、絵を描いたりする、国数英を学ぶように美術がある。
ラスボスに対面したときのような緊迫感や集中力とは違うが、
イメージでは「言葉が通じないかも知らない街で目的地を探す」感じの雰囲気。
ゴールは分かるが、そのために何をするのか迷ってる、みたいな。
音楽や見どころが分かりやすいスポーツの花火的な躍動感や集中力ではなく、
正座して習字するような、程良い緊張と集中力に近いかな。
この高校生らしからぬ雰囲気を感じ取るだけでも、観る価値はありそう。
美術が題材の(1つである)原作は他はハチクロ(アニメ未視聴)ぐらいしか知らんが、
こんな風に表現できるのはシャフトさんの力なのかなって思ってしまう。
{netabare}TV放送時の富士山はご愛嬌。ゆのっちの文化祭の絵の空白には疑問が残るが。
だってあれ、消しゴムで消さない限りあんな風にはならないでしょ。{/netabare}
4コマ原作は、キャラや空気感をどう再現し、どのようにオリジナル要素を加えるかが肝、
美術を題材の作品だと、なおさら表現が難しそうだが、
この作品はそれを上手くやったイイ作品の一つ。
OPはシリーズで1番歌詞も合ってて好き♪ こう徐々にテンション上がる感じで
EDは聴きなおしてみると結構いいね、曲名の意味はわからんがw
BGMは特にダーク系に独特のが多いと思っていたが、衝撃とかさみしさとかを若干オーバーな感じで、
シリーズ通して観た後だと、逆に新鮮だった。
まあ、なんだかんだ言っても、
サービスシーンと萌えの不足、キャラデザで夜の男に響かなそうだけどねw
ゆのっちの笑顔を見るだけで幸せを感じた人には、ぜひオススメ☆
私は大好きです♪
新しい就職先として、みやこか吉野家先生か2人の主夫を希望しますww
前の感想→{netabare}2013.07.07
≪良作≫
ひだまりスケッチの1期。
シャフトだとよくある?時系列無視放送。
初めて見るとビックリするけど、時系列通りにすると和気あいあいから入れないからね、
イイところを最初に伝えるテクニックに思える。
このころはBGMとか発展段階だけど、
ひだまりらしいノリとツッコミは輝いていた。
何より実写を使った作品として、これほど相性のいいものはない。{/netabare}