ちんとんしゃん さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
後からくる面白さ。
面白いとススメられて視聴。TVシリーズの第一期。
近未来のSFもの。はっきりいって、あとになるほどグングン引き込まれた。はじめは少佐がきわどい衣装ばかりきていることと、あとはいかついおじさんやロボットばかりでキャラに入り込みにくいというか、華やかさがくてしっくりこなかった。ストーリーがよく練られた設定であることは話が進むに連れてわかってくるけど、最初の方は近未来警察の活躍劇?みたいな感じで、面白いけどそんないうほどかなーと思っていた。この第一期では”笑い男事件”がメインなのだけど、これが進むにつれてずんずん引き込まれて行った。キャラに馴染むのには時間がかかったけど、一度入り込んでしまえばみんなとても魅力的☆とくにタチコマたちにはどんどん心を奪われて、終盤のシーンは涙なしには見れなかった!ほんとうにかわいい!攻殻機動隊シリーズのすごいところは、事件が解決しても、「はい、おわりー」という感じではないこと。良い意味ですっきり感がない。それは答えのない深遠な問いを投げかけているからだと思う。表面上は終結しても、その実は結局何も変わっていなかったり、また変わらぬ日々を送るだけだったり、より苦悩することになったり…。サイボーグ化やAIといったSF要素をベースにしながら、そのテーマは非常に人間的で現実味があるように感じた。もう一回みたらまたもっと楽しめるかも☆