ソウスキー・セガール さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
単なるロボットアニメに収まらないおもしろさ!
ブリタニア帝国による独裁社会を外側から変えるルルーシュと、内側から変えるスザクを主人公とした物語。手段は違うが、方向性が同じという対称的な2人を主人公にした設定は、要所要所で2人が絡んでくるため、おもしろいと思う。
また、制限つきの特殊能力であるギアスやナイトメアフレームといった設定も物語をより盛り上げるために非常に有効に生かされている。
ナイトメアフレーム戦などのシリアス回と学園のコメディ回のバランスもよく、視聴者を飽きさせない作りになっているのも○
圧倒的に不利な状況をルルーシュのギアスと頭脳で不可能を可能にしていく所は観ていて非常に爽快だ。
まさに見所たっぷりのエンターテインメントの集大成的な作品といえる。
個人的に感動的だった場面は、ルルーシュが初めて他人のためにギアスを使った14話ですね。この場面だけは、ギアスを使ったシーンから2人のやりとりまで涙が止まりませんでした。まあ、このアニメは1話毎の展開が早いため、全話見所といってもいいぐらいなんですけどね。
Hitomiさんが歌う「Stories」「Innocent Days」などの挿入歌がどれもすばらしいことも、物語の要所を盛り上げるのに役立ってますね。
ただ、22話以降の物語の展開と、盛り上がり方は半端じゃなかったですが、さんざん盛り上げておいて第2期に続くってなんじゃそりゃあぁぁぁ!っていうのは確かにありました。
この伏線張りまくった展開を2期でどうやって収集つけるのかも期待してたんですが、ギアスの力に頼るのは・・・うーんって感じでしたね。原作者が思いつかなかった感が・・・
アニメの魅力が詰まった完成度の高い作品であることは間違いないと思います。