レウス さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
二期の意味とは?
衝撃の展開で終わった第一期。期待が集まる中で放送した二期ですが、一期とは少し状況が変わってきているみたいです。
1つ目にルルーシュ達が少し動きにくくなってなっているように思えました。ルルーシュや黒の騎士団が無名の状態から一気に勢力を拡大していった一期とは違い、監視がついていたりと警戒されているように見えました。なので、ルルーシュや黒の騎士団がそれだけ大きい存在になっていているように思えますね(^o^)
2つ目にキャラがとても増えたことです。学校の生徒や黒の騎士団それに敵であるブリタニアの人々などで元々多かった登場人物ですが、ナイトオブラウンズや中国連邦の人々などさらに増えていきます。もしも覚えるのが難しいのなら何度か見返してみたりするのがいいかもしれませんね(^-^)
3つ目に場面の移り変わりが多くなっていることです。登場人物が増えていることでそれぞれの心情を見せなければなりません。そのため、場面が人物ごとにすぐ変わってしまうので少し大変かもしれません(^^;
3つのことも含めて思ったのはコードギアスという名前が付いた別の作品を見ているような錯覚を感じましたね(^^;爽快感を求めて一期から続けて見た人はもしかしたらがっかりしてしまうかもしれないと少し不安に思いましたね(--;)
ただ、視聴者を驚かせることについては安定していると思いましたね(^-^)ルルーシュの作戦によって撹乱させたりするところももちろんですが、前の3つの特徴がうまく合わさって展開が全く読めなくなっているところがとてもよく思えましたね(^-^)特に後半は予想外な展開の連続で、最終回はこの作品の特徴を象徴した終わり方だったように思いましたね(^o^)
「このあとネタバレや長くなったりするので注意してください(^^;」
{netabare}
1つ思ったことがありまして、ナイトメアフレーム同士での戦闘や
ルルーシュの時とゼロの時での生活のギャップ、さらに人間関係の移り変わりと色々な個性があったように思ったのですが、一期から中心にあるのは願いだと思いました。
全員が様々な考えに基づいて行動していたのですが、結局のところ自分または相手の幸せの為に動いています。しかし、それらが相手の幸せと矛盾してしまう場合は相手の幸せを否定しなければなりません。ギアス能力者は特に能力によって周りの状況を変えていたので影響が大きいように思いました。
しかし、一番影響を受けていたのはギアス能力者だったと思います。いつもと同じように生活しながら自分の行動によってすさまじい勢いで変わっていく周りを見ていかなければならないので大変なことだと思いましたね。ギアスというのは能力者の素質や願いそのものらしいのですが、自分の願いそのものであるギアスによって苦しんでいく姿はとてもつらいことだと思いました(--;)
ただ、そんな中でも強大なギアスの力にルルーシュは真っ正面から向かい合っていたと思いますね(^-^)途中で振り回されて取り返しのつかないことになっても危機を突破するために必死に頑張っている姿はとても悲しく思いましたが、それ以上に応援したくなりました。「撃っていいのは撃たれていいものだけだ」ルルーシュはこんな信念を強く思っていたからこそ最後まで戦い続けていられたのだと思いますね(^o^)
最終的に人の悪意を道連れに死んでしまいますが、ナナリーが幸せに暮らせる世界に出来たので満足だったと思います。周りの状況やや自分のやり方すら変わっていく中で最後までナナリーの幸せだけは変えなかった願いなのですから(^-^)
この結末を見れただけでもこの作品を見れてよかったと思いますね(^o^)今後この作品と同じかそれ以上の作品をまた見てみたいと今でも願ってしまいますね(^-^) {/netabare}
もしも、一期と同じ雰囲気を求めてこの作品を見始めている人で違和感を感じてやめてしまう人もいるかもしれません。しかし、やめてしまった人もできればこの作品を最後まで見てほしいと思いますね。
最初に見たときは誰もがこの作品に楽しめる作品になるようにと願っていたはずです。それならば、キャラクター達の様々な願いが込められたこの作品を最後まで付き合ってみるのも良いのではないかと思いますので(^-^)