レウス さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
さまざまな体験ができた作品でした(^_^)
最初に見てみようと思った理由は題名がひらがな4文字ということで覚えやすかったのが理由なのですが(^^;アニメの見方を変えることが出来るぐらい影響を受けたと思いますので、見ることができて本当に良かったと思える作品でした。
{netabare}全体的に明るいイメージだったので楽しく見ることができましたね(^_^)/主要キャラが現実にいたら絶対に忘れないくらい印象に残る人物ばかりだったので、とても笑わせてもらいました(^_^)
歩いているだけで自動的にカツアゲしてしまったり、ロッカーに隠れるために勢いだけで机がぶっ飛んでいたり、ゆりちゃん先生の独断で決定されてしまう学園祭の出し物など、常識では考えにくいとんでもないことをやってくれています(笑)
それに、大河の問題について竜二が考えて答えを出すといったパターンが前半は多かったので、話の流れがわかりやすかったような気がします\(^o^)/
しかし、後半からは話全体の流れが変わっていきます。今までよりも恋愛要素が強くなり、本気で意見を言い合うことが多くなっていきます。お互いを思いやる行動によって傷つくことになったり、些細な行動によって大変なことになってしまったりと話の展開が凄いことになっていきます。キャラの表情などを注意して見ると面白いと思いますね(^O^)
私が特に気に入っている所はクリスマスの話ですね。少し長くなりそうですが、内容と気付いたことについて書いてみたいと思います。
生徒会選挙が終わって寒くなってきた頃、竜二が櫛枝にクリスマスパーティーに来てほしいと頑張っていたのですが、櫛枝は自分のミスによって試合に負けてしまい、チームメイトに迷惑はかけないよう練習に集中するために拒否してしまうんですね。
竜二もクラスの皆と一緒にクリスマスパーティーの準備を手伝うのですが、クリスマスツリーの準備が終わり大河のお気に入りの星の飾りを着けた時に、櫛枝の打ち上げたボールがたまたま会場に飾られていたクリスマスツリーを倒してしまいました。ツリーのてっぺんにあった大河のお気に入りの星の飾りと一緒に...。
櫛枝は壊れてしまった星の飾りを一人で直すと言いますが、なんとか説得して竜二と一緒に形だけは元に戻すことができます。
竜『ほら。見ろよ、綺麗だろ。壊れたってちゃんと直るんだ。だから元気出せよな』
櫛『......元通りには、ならないよ......』
竜『でもちゃんと光ってる』
櫛『......直るかどうか、私には、......わからない......っ』
竜『直る』
竜『大丈夫。直るんだ、何度でも』
このあと、櫛枝は帰ってしまいますが、帰る直接にも竜二はパーティーに来てくれと自分の気持ちを伝えます。
クリスマスパーティー当日、無事にパーティーは開催されますが、櫛枝は来ませんでした。竜二の気持ちとは別にパーティーは順調に進んで行きます。一方、櫛枝は家にいました。パーティーに行くかどうかを最後まで迷っていました。それでも、櫛枝はついに決心して会場に向かうのですが、行く途中に見てしまったのです。竜二のことを裸足で追いかけて見失い、その場で泣き崩れていた大河の姿を...。
大河は先に帰ってしまったのですが、その事を気にかけた竜二は大河の家に行きます。そこで、竜二は大河から勇気をもらい会場に向かうのですが、その時に大河は気付いてしまうのです。今まで一緒にいた竜二が、自分にとって竜二はどれだけ大切な存在だったのかを。大河は走り出しますが、見失ってしまい泣き崩れてしまいます。そして運悪くこの状態を櫛枝は見てしまうのです。
そのあとに竜二は櫛枝からふられてしまいます。竜二がみんなで笑顔になるために頑張ってきたのですが、結果的に竜二と大河と櫛枝の三人がそれぞれが傷つくことになってしまい、完成に取り返しのつかないことになってしまいます。亜美はこうなることを予想して竜二に警告しているのですが、実に報われない結果だったと思いました。
ここでひとつ気付いたことがあるのですが、最初の方の星の飾りがこの話の結果を表していたような気がします。形だけは直る(完全には直らない)=傷ついた三人(元の関係に戻れない)まだ気付いていないところがあるかもしれないので興味がある人は探してみてもいいかもしれません(^_^)
このような感じて色々なところにキャラの感情や、今後の展開を表しているところが色々あったと思います。それと、この作品の完成度が全体的に高く思えましたね。この作品の制作に関わった人達の意思が伝わってくるような作品だと思いますね(^O^)
こんなに考えたり楽しんだり出来る作品を見れたこと。それに、スタッフや声優さんやレビューで進めてくれた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。そして、アニメを見始めて数ヶ月でこの作品を見れたことは幸せだと思いますね\(^o^)/
さて、題名のほうに『さまざまな体験ができた作品』と書いたのですが、実を言うとそれまではアニメを見るときは内容をあまり気にしないで見ていたと思います。適当にチャンネルをまわした時に見たまどマギを見て不思議な感覚を覚えまして、同じ感覚の作品を見てみたいと思いさまざまな作品を見ていました。
この作品もその時に見たのですが、最初見たときは後半の内容に全くついていけなかったですね。今まで仲良くやっていた5人がなぜ今まで通りに生活出来なくなったのだろうと少し戸惑ってしまいました。
そんなもやもやを抱えたまま最終回まで見終わったのですが、後半の内容について気になって仕方がなかったのでやったことはなかったのですがアニメの感想を見てみることにしました。すると、登場人物達の心境の変化などが書かれており、それらを見た後にこの作品を見た時にとても驚くことになりました。
今まで気付かなかった心境の変化や、他の人のレビューを見ることによって自分の視野が広まっていくことに気付いたからです。こんな経験があるのでこの作品の評価はかなり高くなっていますがとても満足出来る作品だと思えるようになりましたね。
色々書いてきましたが、後半の部分で伝えたいことは自分の考えだけでなく、他人の考えにも注目してみるとその作品について深く考えられるかもしれないということです。この作品の5人もお互いの考えを知ることによって友情が深まったように、他の人のレビューを読むことによって自分の視野をさらに広めたいと私は思いますね(^_^)
もしも、作品のレビューを見て興味が出た作品が出たのなら見てみることをおすすめします。良くも悪くもその人に影響を与えると思いますので(^_^) {/netabare}