にゃっき♪ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
When in Rome do as the Romans do.
異世界であるエンテ・イスラから逃げてきた魔王サタン(真奥貞夫)が、世界征服を企てることもなく、六畳一間のアパートで慎ましく暮らし、真面目にマグロナルド(笑)で接客している日常がメインになっている作品です。何度かエンテ・イスラからの来訪者とのバトルがスパイスになっていますが、バトルで壊れた建造物などは魔力であっという間に元通りにして普通に日常に戻ります。(まぁ、お約束ですけど^^)
docodemoでオペレーターをしてる勇者エミリア(遊佐恵美)やニートの悪魔大元帥ルシフェル(漆原半蔵)など周囲を固めるメンバーも強力で最後まで楽しく視聴させてもらいました。
視聴者が真奥の日常を暖かく見守れるのは、日本に馴染んでいる、或いは馴染もうとしている外国人に対して日本人が親近感を持つのととても似ていると思いました。
当然の事ですが、すべての外国人が日本に馴染んでくれるわけではありません。馴染んだ人たちには、食べ物であれアニメであれ、日本独自の文化などに動機やきっかけがあったと思うのですが、主人公の真奥が彼にとっての異世界を何故すんなりと受け入れ、馴染んでいったかが不明瞭のはちょっと残念に思いました。例えばケロロ軍曹がガンプラにハマったようなエピソードが欲しかったかも。
最後に、漆原の「天界は地上二階の六畳一間にあるんだなぁ」は名言ですね^^。