りく さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
掴みどころがない雰囲気アニメ
原作未読。一言で説明するのが難しい作品なんですが、強いて言うなら霊能力系ファンタジーでしょうか。
特殊な体質の女の子に降りかかる様々な出来事を、男の子のパートナーと共に淡々と解決していくという感じです。
結論から言うと、あんまり面白くなかったです(´・ω・`)
非常に稀有な能力を持った主人公、霊能力、学園モノ、高校生達の淡い恋……。キーワードにするとなかなか魅力的に聞こえますが、実際には中身がつまっていない雰囲気アニメという印象が拭えませんでした。
能力と言っても{netabare}「よくわからないけどなんかすごい存在を憑依することができる」{/netabare}という微妙なもので、派手さは全くなし。サブキャラの陰陽術とかも非常に地味でしたし……。
非日常的な出来事が幾度となく起こるんですが、視聴者を置いてけぼりにして登場人物だけ理解して先に進んじゃうんですよね。「何だこれ???」と戸惑うばかりでした。1から10まで説明しろとは言いませんが、最低限のフォローをするか、そうでなければ、どういうことなのか考えたくなるくらい魅力ある展開にして欲しかったです。楽しめなかった一番の原因はこれかな。
ぽけーっと見ていると設定の把握ができないままにどんどん物語が進んでいってしまい、あっという間に置いていかれます。……ええ、完全に置いていかれましたとも。かといって見返そうと思うほど興味もないし、結構早いうちから綺麗な絵と雰囲気を楽しもうと割り切ってしまいました。
物語の進行も人物の心情描写も、非常に唐突で分かりづらかった。{netabare}最後は「これから頑張っていこう」エンドになったのも相まって、{/netabare}全体的に評価はかなり低いです。
流石のP.A.WORKS作で、絵はとても綺麗ですね。キャラクターも(見た目は)カッコ良かったり可愛かったりしたので最後まで見てました。逆に言うとそれ以外取り柄が見当たらないので、あまりお勧めはできません……。