atsushi さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
ジブリ的なものを目指したやつ
声優は美山加恋、優花、西田敏行、山寺宏一、チョーと9割方声優じゃなさそうな感じ。
作画は映画だから当然良いとして、音楽は窪田ミナ、舞台は瀬戸内の島とここまでは悪くなかった。
小学生以下の子供に見せる情操教育アニメとしてはこんなもんだろう。
でも脚本がまるで広告代理店が賞を取るために狙ったような無難な感じで、キャラもそんなに魅力がないというか、西田敏行の顔が浮かんでくる声。
猫バス的なアレはあったものの、そもそも何でそんなことになったのかという説明と言うか、妖怪の変な行動の理由付けも甘いし、何がストーリー上で一番の問題かって、語り部が居ないことだ。
要するに大した内容でもないのに説明不足。
かと言って文脈から読み取れというのならもっと最適な解はいくらでもあった。
で、ここまで引っ張っておいてEDが原由子って、、、制作の大人たちの頭の中が昭和にタイムスリップしたような作品だった。
隣の町でたまゆら作ってる佐藤順一監督の演出をちょっとくらい見習って欲しい。
アレはアレで説明するほど壮大な話でもないのに、いちいち語ることによって何だか深い話に思えてしまうマジック。
ほぼ同じ舞台なのに真逆の話だ。