るぅるぅ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
みんなで、にっこ にっこ にー!
ふざけたレビュータイトルですいませんw
視聴動機は、携帯ゲームで名前をよく聞いていたので有名なんだろうな と、内容はアイマスと同じ路線ぐらいに考えていましたが違いますね。
一番の違いは、男が登場しない。まして、アイマスはプロとしてのサクセスストーリーとしてプロデューサーさんが育てる物語。
ラブライブは、女子高校生が廃校を救う目的で立ち上がったスクールアイドルであり青春物語となっている。そして穂乃果が皆を引っ張るサクセストーリーとして描かれています。
制作会社がサンライズということもあって、某作品のようにロボット系なのかと想いましたが、PVの3D演出、作画に力を注ぎクオリティーは高かったです。 特にキャラの目の描き方が、どれも特徴的に捉え好印象。
ストーリー展開は、王道に仕上げた作りでテンポよく丁寧ではあるが、終盤に駆けて惜しかったなと、まさにラブライブ手前と落とし方が勿体無い。{netabare}ことりの心情描写の変化が速すぎで、チープに見えてしまうのが残念。空港に迎えに行くより、あのまま留学し戻って来る展開が良かったのでは?と想った。その方がラブライブへ向けての新たな意味も見出せたりしたのではないだろうか。{/netabare}
シナリオ構成も分かりやすく飽きさせない様にPVを挿入されている。
キャラと各話のイメージ。{netabare}
◆1話 スクールアイドルになる目的・3人の始まり
◆2話 アイドルの心得・準備
◆3話 挫折からの決意 (講堂がガラガラという現状)
▽4話 花陽・凛・真姫の参入。凛が盛り上げキャラになっているが花陽のおまけ的で少し掘り下げができていない。真姫は、後の10話で掘り下げられているので無難という感じ。
★5話 にこ参入。MVPは、にこ ですねw キャラ設定がよく使い勝手が良い。困ったら にっこ にっこ にー と使えばいけるw コメディ・シリアス色にも使えて重宝する。また、ストーリーのメリハリをつける役割。
▽6話 6人グループになっての日常会であり穂乃果の存在アピール。
◆7話 ラブライブ開催。再び廃校中止へのPR活動と同時に生徒会長・絵里の過去とアイドルを結びつける展開。 目的の再確認。
▽8話 絵里・希の参入。2人は最初から穂乃果等の壁でありμ'sとして関与しているので、薄味だがキャラ位置が明確。
★9話 ことりのキャラ掘り下げ。 伝説のアイドルであったことラブライブへの向上を促し12話の主軸となる為に必須。また、廃校の撤回で一旦、物語としては節目になっている。
★10話 真姫・希のキャラ掘り下げ。キャラアニメの側面として描く9人の日常会でもある構成は必須。希はコメディとして
◆11話 廃校の撤回により穂乃果の気持ちがラブライブへと目標に変わる。好きなことをする、無意識に周りを振り回し自覚できた気づき。 新たな目標の確立。
◆12話 穂乃果の体調不良で文化祭が失敗に終わりラブライブ参加辞退・ことりの留学話を織り込み挫折に拍車を駆ける。
◆13話 ことりを引っ張りラブライブへの向け再始動。主要キャラ3人がメインとなり、1~3話と同じ構成となり目的→挫折→決意 と表現している。{/netabare}
と、シナリオバランスを考えて観ていました。当然なんですが、キャラ参入のエピソードにどれだけ視聴者を引き込ませるに尽きるかと想います。キャラアニメ風にしつつテーマを見せることを前提にした作りになっています。
戦略的な意味もありますが、声優(中の人)のイメージ作りとキャラ作りとの一体感が難しいですね。全体的に薄味で個性はありますがキャラ立ちは2期から加速する形になんでしょうね。 後は、ラブライブ1位のA-RISEやライバル校との駆け引きや今後のμ'sの結束が鍵となる展開・3年生は引退し新たな1年生を参入させるのか等と伸び代に期待しています。
設定の不備や若干の粗さはありますが些細な事ですが、それでも充分に楽しめる作品です。
音楽は、にこ・絵里・真姫のユニットBiBi「ダイヤモンドプリンセスの憂鬱 」が好きだね。 淡い恋心と彼女達らしさが詰まったアップテンポな曲調で良いですね。
個人的には真姫がツボで歌っている姿と声優とのギャップが好きですw