EJ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
そして世界は続いて行く
物語:
近未来刑事(?)モノ
突っ込みたい部分はある。
・人手不足
{netabare}この世界における社会秩序の維持に必要不可欠だと思われる主人公たちのチームが慢性的に人不足って…だめじゃん。{/netabare}
・警備について
{netabare}幾らシビルシステムによって潜在的な犯罪を防ぐことができてるからと言って、要所の警備が杜撰すぎる点が納得いかん。
特にシステムにとって一番重要な設備であるはずのタワーの警備システム。システムに絶対の自信があるならそもそも警備置かないだろう。
しかし警備ドローンが配置されている。警備ドローンを配置してるって事は何らかの不測の事態を想定してということだ。システムに引っかからない人間が一定数存在する可能性があることを承知してるだろうからそこは頷ける。
だが、配置されたドローンも結局はシビルシステム依存で侵入者を判定している。
害意を持った人物が侵入できてる時点でシビルシステムは無効であるということを盛り込んでいないのはおかしい。
ドローンの最終動作確認工程について、結局は昔と変わらず人の手で確認しないとならないという描写が有ったことを考えるとなおさら腑に落ちない。
穀倉地帯のウイルス関連施設の警備も同様。{/netabare}
俺なら非認可で一定エリアへ侵入を試みる者は警告の上排除するようドローンAIに指示しておく。ドミネーターの使用者確認技術があれば出来ないことはないだろう。
とは言え上記ツッコミは重箱の隅をつつく瑣末な事柄。
上記疑問を抱きながら視聴したがとても面白かった。
結末についてすっきりしない感想を抱いている諸氏も居られるようだが…
現実は大抵スッキリする結末など提示してくれない。
一度出来上がったシステムは、欠陥と矛盾を抱えつつそれを破壊するモノが登場するまで続いていく。
我々はその中で、享受でき得る限りの幸せを追求して生きていくのみ。
ただその中で"より良い状態"を望んだ、親、先生、師、先輩、尊敬する先達、歴史上の偉人…
そう言った先人達の想いを受け継いで、ちょっとずつ状況を改善していくのだ。
このような感想を抱くことが出来た最終話を私は一番評価したい。
作画:
途中でちょっと崩れたけど全体的には悪く無いと思う。
声優:
全体的に好演。
狡噛のアマルガムでちょっとだけ吹いた。
音楽:
OP/ED良い。
キャラ:
主人公の女の子の名前が思い出せないorz
全体的にキャラクター造形悪くないと思う。
欲を言えば全員について犯罪係数上昇の過去回想が欲しかった。