退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
1週目はなんとなく。2週目が面白かった。
角川文庫65周年記念作品。漫画原作・未読。全12話。
第一印象は、神秘的!
特に背景ですね。神秘的だったり、空気感のある作画で綺麗でした。
内容は セカイ系 和風ファンタジー。キーワードは学園・神霊。
曲は絵柄に合ったやんわりした印象でした。
OP曲のラストの方が物語のエンディングと繋がっていたのが面白かったです。
主人公が神霊に影響する能力を持つ人のみ集う学園の中で、成長し、恋をする。
はじめての色々を終えた彼女がスタートラインに立つまでの序章のようなお話です。
とはいえ、学園の存在の意味するところの目的を果たし、理解者も得て、
きちんと幕を引いたスッキリした終わり方だったと思います。
その後どうなるかは、ご想像にお任せのタイプです。
しかし、話の核心になかなか触れず、どんな話なのか見所が難しい。
設定の話に触れても、複雑なのにサラサラと大量に説明されていく。
原作知らずで、一度で理解するのはかなり集中して見ないと難しいです。
せっかくのいいストーリーでも、この理解しづらさはマイナス点。
想像に任される部分が多すぎて、惜しい作品でした。
相当に考察し理解しても期間開けたら忘れちゃいますし。
設定の段階で、そこまで視聴者に努力を強いる作りはいただけません。
その分、設定を生かしたストーリーになっているので、もっとゆっくり丁寧にやってくれたら、
いい作品になりそうでした。
個人的には、あえて設定を理解することに挑み、理解していくと楽しかったです。
その上で、ミユキの考えが変わっていったり、引っ込み思案で背負う現実からも逃げ腰だった主人公が、自覚し運命に向き合うスタートラインに立つまでの成長と、2人の関係が見所になりました。
急激な成長はなかなかせず、暫くは主人公らしからぬ地味さ。見た目もあまり好みではなく…。
ですが、それを補うかのように周囲には色々なタイプのキャラがいてバランスが良く、
互いに引きたて合える設定でした。