ラスコーリニコフ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
なんか、シュールだった。
一度目の視聴は2話途中で断念したが、人気作品という事で最後まで
頑張って見てみた。性質としては、厨二台詞版のニャル子的な感じで
萌系なんだろうけど、その良さはよく分からない。
シュタゲよりは遥かに良質な厨二台詞で作品が構成されてるし、気合
入った戦闘シーンは良かったが、それ以外が色々調べるまで不気味
でシュールだった。
クローズアップ現代が始まったかと思ったら、精神病院内や一部の
宗教団体が映され「これが最近の若者だ~!」とかやってる感じで、
身近に感じていた厨二が遠くへ、遠くへ、~~( ゚д゚)??
原因は「中二病」という意味が日に日に変化している為で、詳しくは
検索 中二病とは (チュウニビョウとは)
の 「中二病」「厨二病」の意味の変化 の項目。あとは「関連のある
キャラクターと作品」や「邪気眼」の項目。
作品の中では変化前の中二病、と、変化後の中二病を全部混ぜ、
かつ「邪気眼」という極一部の症状?が中二病描写として使われて
いる為、色々混ざってる上に極端、という状態に。
どういう事かというと、「日本人はメガネとカメラ、茶髪で、成人式
では必ず暴れ、人肉を食べる、侍や芸者!」的な。
調べていて分かったのが、自分の中の「厨二」というイメージが、
一部の世界観や、ネタ、台詞に限った事で、ネット上でもそういう
意味で使わてる事が多いんで、
SFやファンタジーなど創作作品、それっぽい単語や台詞、等
取り違えてたなと。作品の内容がカオス(作品内では更に取り違え
ている)だったので、調べるきっかけにはなった。
■中二病について
ブラックコーヒー飲みだす、とか、洋楽を聴きはじめ邦楽を否定
とかならなんとなく分かる。自分の場合は高校の頃「難しい言葉を
好んで使う」というのがあったし、それが中二病だったのかな、と。
厨二的な単語や台詞、の方は直接的には中二病と関係が無いし、
そういうのが好きな事で中二病のキャリアかつ継続的な気分でいた
けど、違ったのが少しショック。
思春期の葛藤系の作品はよく分からない事が多いせいで、接点的に
「厨ニなら分かるぜ、むしろ任せろ!」な気分でいた。
厨二という単語も肯定的に考えてるし好きなんだけど、何故激しく
嫌う人がいるのか謎だった訳で、この作品を見る事で少し分かった
気がする。