TEE-PURPLE さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
泣きゲーの金字塔
ゲームブランドKeyの第一作目の恋愛アドベンチャーゲームが原作。シナリオに「泣き」「感動」の要素を入れ、「泣きゲー」の先駆けになったものである。
_ストーリー_
家庭の事情により北国の叔母の家に居候することになった相沢祐一。7年前まではよく訪れていたにも関わらず、彼には当時のことが思い出せずにいた。そんな中、彼はそこで出会った5人の少女達と交流を深め、幼い頃の大切な記憶を取り戻していく。
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お気に入りのKeyシリーズの原点作品です。季節は「冬」。テーマとしては「記憶」「再会」だと思います。Keyのシナリオライター麻枝サンの原点とも言えるでしょう。この作品で気に入った人がいれば、この後の作品(AIR CLANNAD リトルバスターズ etc.)なども保証します。
話が進むごとに、祐一が記憶を取り戻していき、内容が濃くなっていきますが、シリアス方面にもなっていきます。
笑い要素はほとんどないです。あっても「フフッ」となりような感じですが、日常描写に楽しさを表しています。
冬だからこの作品はあってるんだろうなぁ~。
☆感想{netabare}
幻想的な表現でなんとも余韻が残る話でした。真琴の話(10話)が終わってからがやっと本格的に、物語が進みましたね。それまでは街の雰囲気、人間関係を理解していくための話だったかも。
今回は病弱が二人(栞、あゆ)、元気者(名雪、舞)とバランス良かったです。まぁ、あゆの場合は病院で意識不明という感じでしたが…。冬だとこういう雰囲気は入り込めると思いました。ちょっとファンタジーなようですがそれがまた…。
誰が印象的というのは、特にありませんでしたが、どれも良かったです。ラストの名雪編とあゆ編が織り交ざったところは、ハラハラしっぱなしで急展開だった。
OPのLast regretがすごく作品に合ってました。OPで泣けるくらい。私はOPから感情移入してたかもです。
最後に、他のKey作品観る前にこれを観てほしいと思いました。ここからが…。{/netabare}
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良かった。