ソルバルー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アニメファンは観る必要があると思われる作品
地球の人口が増えすぎてしまい、人々は宇宙(そら)に巨大コロニーを浮かべて移住をはじめ半世紀、宇宙移民たちはスペースノイドとして宇宙そのものを里に独立を叫ぶ一方、人類発祥の地球に留まる特権階級者は宇宙移民の自治独立を認めない事で戦争が生まれ、ジオン公国VS地球連邦の図式が出来上がる。ジオン軍は非情にも1ヶのコロニーをまるっと地球に落とし、双方の人類の約半数が死滅しています。
物語はここらへんから始まって、戦いに巻き込まれた第7コロニーの主人公アムロを含めた素人達が新兵器モビルスーツガンダムと母艦ホワイトベースを駆って戦いに身を投じる事となる。
説明だけでどうしても長くなってしまいたが概ねこんな内容でした。レビューのここまで読まずに「サンキュー」を押す人も多いんじゃないかと感じつつ文章を綴っています。アニメファンなら避けてはいけないと感じ、今回新たに視聴してみました。
ロボット物の元祖であり、自分も小さい時にテレビで再放送を観たりもしていた。「ジオンは悪いヤツ、連邦は良いヤツ」といった図式のみでは表せられない為、小学生低学年くらいだとちょっと理解できない部分が多いのかもしれません。かくいう自分も昔はよく解ってませんでした。坊やだからさ。しかしそこにこそドラマがあり、この作品が名作として名を残した由縁でもある様です。
作画、音楽の点では近年のアニメと比べられるものではありませんが、容赦なく低めにしておきました。また、設定やストーリー自体はとても良い出来なのですが、セリフや見せ場の技巧などの面でもまた、近年のアニメには遠く及ばず、最早「観れない人には観れない作品」だと思います。自分も今更感がハンパなく、序盤は苦笑いをこらえつつ観ていました。
しかし、不思議なことにそんな雰囲気もいつの間にか馴染んでしまい、楽しめる様になってきます。アムロの成長などと一緒に自分も成長して些細な事に目くじらを立てず観る事ができる様になります。
終盤になると結構熱くなれるシーンもあって楽しめます。
この作品はやはりシャア、アムロ、ブライトの3人がキーマンですね。特にシャア・アズナブルという男は魅力的に描かれており、ゆくゆくはその後のゼータや、近年のユニコーンでもそのとてつもないカリスマを滲み出す礎をここに刻んでいます。
マニアックな方が多いと思うので個人的に感じた事のみ書きました。
いずれは観た方が良いでしょう。自分はこれからガンダムシリーズ観ていこうと思います。