PeachFly さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
癒しアニメ… でももうひとひねり欲しいかも
世にいわゆる「癒し系」のアニメってたくさん出てきてます。 おそらくこのアニメもその中の一つに数えられると思います。 女子高生の多感な時期を舞台にして、主人公とその友達との何気ない日常生活の中にひとつ、ふたつと輝く、いわゆる「たまゆら」を探して…
{netabare}
時代の設定は現代、広島県竹原市を舞台にした、ほとんどリアルの世界で、そこで生活する主人公のふうちゃん (沢渡 楓 さわたり ふう) とその友達との日常生活の描写です。 日常生活とはいっても、お祭り有り、発表会有り、写真家のりほさんとの出会いもあったり…と、イベントは盛り沢山なのですが、その感覚をいまひとつ共有できなくてちょっと残念でした。
お話自体はフィクションですが、時代考証、人物構成、場面の設定、等至ってリアルで、話の途中で未来人が現れるとか、魔法で何かをするとか、といったナンセンスさとは無縁です。 ただ、「たまゆら」の正体は最後まで判りませんでしたね。 少々オカルトじみた内容でしたが、まぁ、このぐらいは許容範囲です。^^
感想なのですが、登場人物が 「…これってすごいよね~」、と思うような場面も、「すごいっ!! 私もそう思う!!」と感じる人と、「そうかな~??」と思う人がいるように、所々で、こんな小さな「そうかな~??」というギャップを感じました。 多分、この世代の考え方、表現にちょっとついていけなかったのかな。。。 と思う次第です。
総じて癒しという点では良いアニメなのですが、できればもうちょっとアクセントが欲しかったかな。 平凡な生活の中にも事件とまではいかないまでも、大きなイベント (起承転結の「転」) があっても良かったかも…です。
「ARIA」のスタッフが作成したとのことで、比べてしまうのは酷ですが、私としてはちょっと物足りない…というところです。
{/netabare}
でも、癒しのアニメの中でも良作品と思いますので、関心のある方には観る事をおススメします。^^
<<PeachFlyの「また観るかな~」判定>> : 2
0:途中で挫折、
1:もう観ない、
2:もしかしたらもう1回くらい観るかも、
3:たぶんもう1回は観るかな、
4:もう2~3回は観るつもり、
5:ベスト10に入る逸品!。きっとこの後何回も観ることでしょう^^