雷撃隊 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態：観終わった
鍵作品は名曲が多い
私じつは鍵っ子です。白状します。正確には麻枝さんや折戸さんやＬＩＡさんたち音楽チームのファンです。毎回彼等の楽曲を楽しみにゲームやアニメを待っています。本作も音楽目当てで見始めました。やはり歌もＢＧＭも名スコア多し。期待通りでした。ＯＰ、ＥＤテーマ曲からＢＧＭまでカッコイイ曲満載。彼等のケルト民謡風テクノアレンジの曲調、大好きですよ。９０年代終盤からもう１０年以上活動してるんですねー。
曲の話ばっかで申し訳ない。ここからは本編の感想。
舞台があの世で登場人物が全員死人というのが意外な設定で独創性がある。青春を過ごせずに死んだ連中の溜まり場で、だからといって恨みや怨念とは無縁の明るいヤツラが革命ごっこしてます。各々の死んだ理由や生前の遺恨は結構痛々しいけど。バンドやったり銃撃戦やったりスポーツしたり、楽しいけどちょっと切ない青春していてやっぱりいつもの鍵だと確信。後半は舞台になっている世界の構造そのものに迫ってゆく展開だが、やや詰め込みすぎでテンポが速すぎて残念。ラスボスらしき人物の正体もはっきりしないし。石田さんは何者なんだろうか永遠の謎です。でもメインキャラであるゆり、奏、弓弦たちのドラマは事に完結。概ね満足。泣かせ演出に乗せられて感動させていただきました。２クールあればもっとよくなったのに、短いのが残念。作画レベルも概ね安定。銃器や楽器の描写も結構本格的。ＫＥＹ作品では初のアクションものという点でも注目。メインビジュアルに女の子多いけど意外にギャルゲーっぽさは薄い。男女混合の集団活劇ですよ。なにげにＫＥＹって男性キャラも魅力的な連中多いよね。このＡＢといいリトバスといい。でも、奏さんのワンピースと帽子とか妄想全開で脱がないエロとフェチズム感じますよー。俺様大満足。結局そこかよ（笑）でも修正入るような下品なパンチラより余程いい。いやむしろこの路線の方が遥かに燃える！！！！
また曲の話に戻ります。ＫＥＹのボーカルの中で、ＬＩＡさんの音域の広さ半端じゃない。ガルデモや多田葵さんがやや苦しそうな曲をゆうゆうと歌いこなしてます。すげー。
本作と関係ないですが、１つ宣伝。化物語でお馴染みのやなぎなぎさんと麻枝准さんのコラボアルバム「終わりの惑星のＬＯＶＥ ＳＯＮＧ」名曲揃いですよ。本作好きな方なら気に入ってもらえますよ。
