ようす さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
お金と未来のお話。バトルもあります。
全11話。
予想以上におもしろかったです!
これはもっといろんな人に見てほしいなあ~。
タイトルのCは,物語に出てくる現象の名前です。
どんな現象かは説明しづらいので,アニメを見てもらうしかないのですが…^^;
副題の”THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY CONTROL”は,
翻訳してみると,”魂と可能性制御のお金”と訳されました。
意味不明ですが(笑),物語の筋には当てはまっています。
●ストーリー
大学2年生の余賀公麿(よが きみまろ)は,将来の経済的安定を望んでいた。
生活は質素に,バイトはかけ持ち,公務員志望。
そんな公麿の前に,真坂木(まさかき)が現れ,金融街へ招待される。
金融街へ招待された人間は,未来を担保に巨額の金を手に入れ,「アントレ」と呼ばれる存在となる。
アントレには,自分の未来が具現化した「アセット」がパートナーとして付く。
そして,アントレは,アセットと共に「ディール」(バトルのことね)をし,勝てばさらにお金を手に入れられる。
しかし,負ければ,お金の代わりに未来を失うことになる…。
…設定を理解するのがとても大変でした(笑)
最初の2話ぐらいは設定を理解するために必死で見ていました。
まあ,わかってしまうと「なるほどね。」となるんですが。
簡単に言ってしまうと,お金と未来をかけた,(ポケモンのような,デジモンのような,召喚獣のような)特殊な力を持ったパートナーとのバトルです。
なかなか話が深くてよかったです。
日本経済とか出てきたときは,難しすぎてちょっと焦りましたが(笑)
まあ,そのへんの難しい話はわからなくても物語自体はそれなりに楽しめると思います(笑)
逆に,そういう話が好きな人にはかなりおすすめですね^^
あくまでフィクションですが,リーマンショックとのつながりが描かれていたり,妙にリアリティもあって,ついつい話に引き込まれていました。
少し急展開すぎたのは,11話しかないから仕方ないですね^^;
●未来?現在?
さて,あなたは未来と現在どちらが大切ですか?
普通の日常生活を過ごす私たちにとっては,どちらがよりよい答えというものはありません。
私の経験的には「未来」と答える人のほうが多かったですが。
そして,この物語では陰でこれがずっと問われています。
「未来を担保に巨額の資金を手に入れる。ディールで負けると未来を失う。」
敗者のその後も描かれていましたが,なかなか残酷なものでした…。
未来,という抽象的なものを,リアルに考えさせてくれました。
私の未来って何だろう?よくわかんない。想像もできない。
でも,この物語を見ながら,自分が未来として大切にしたいものを考えていました。
そのために生きるのが,私の未来なんだろうなあ。
●音楽
最後に1つダメ出しを。最終回の挿入歌が…。
妙にあま~いロマンチックな曲で,吹いてしまったwwwww
確かにロマンチックな場面ではあったけどあれは露骨過ぎてだめだわwwwww
OPとEDはどちらもかっこよくて,結構気に入っています♪