風来坊 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
滲み出る違和感
表現者が用いるメディアとしては大きくは文字・音声・映像などに分けられるが、
映像をさらに細分化すると実写・アニメ等というように分けられると思われる。
そしてアニメの中では現実的・非現実的に様々な描かれ方がされる。
はっきり言ってそれぞれの表現にそれぞれの魅力があり、表現者がどのように
それを表現しようとしたか、表現者の力量はそこから既に量られているのだと思う。
そんな中で本作品はアニメの中で「現実的」を大切にしたままタイムリープというSFの
王道要素を盛り込もうとしたのだと思うが、何故か表現方法までもがアニメ風になってしまっていた。
ずばり言ってしまうとそもそも「現実的」な部分を出す必要がないくらい「アニメ」になっていた。
また、申し訳ないが声優さんにも違和感を感じた。
世間で高い評価を受け、後々まで話題に上る作品だが、私は高く評価することはできなかった。
しかし、観るに堪えないという作品でもないので未視聴の方は「名作」を鑑賞してみては如何だろうか。