namnam さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ただの悪ふざけ、変態ギャグハーレムアニメを通り越した清々しい問題児!
こりゃそうとうな「けしからん作品」www
妹属性ものが飽和状態の中で、これは異彩を放つ問題児(イイ意味で)。
妹はしょっぱらからド変態ぶりを発揮し、それはとどまることを知らずに暴走しつづける。
ここでおもしろいのが、その妹がよくあるタイプのツンデレではないところ。
作品名を最初に聞いた時には、
”こりゃまたツンデレ妹が出てくるぞ。どうせお兄ちゃんがなぜだか他の女にモテて、それにツンツンするタイプなんだろうな〜”
なんて思っていた。
だ・が、この妹はレヴェルが違う。
マニア並の変態属性を兼ね備えた、お兄ちゃん萌の妹さん である。
OPの「一線だってこえたいの〜♪」にもあるように、今までの兄萌の一線を健やかに越えておりました。
●例えば、
{netabare}
1.「兄の居ぬ間にベッド下のエロ本を定期的に整理し、兄の性癖を巧みにコントロールする妹」
2.「BL女のペットに成り下がった兄が土下座をするさまを見て、自分の兄のダメっぷりに興奮のあまりよだれを垂らす妹」
3.「”おはようのチュー” ならぬ”おはようの黒ストほおつつき”。そして夢と現実世界の区別がついてない兄をいいことにつま先を舐めさせる妹。
そんでさらに強烈だったのが、恥じらいも驚くそぶりも見せず ”あ〜舐めまくってるよ….こいつ” 的なゴミを見るような冷静なリアクション」
4.「お兄ちゃんがライバル女に乳★ピンポンされてるのを見て、嫉妬を通り越してムフフフする妹」
{/netabare}
こんな妹属性キャラが今まであっただろうか?
明らかにネジが一つ二つはずれてます。だがここまで振り切ったキャラだと、くだらないを通り越して清々しい。
混沌を通り越してむしろ透明感まで感じる。
●演出&編集
パンチラのシーンで、モザイク代わりに出るあのペンギンが邪魔だというレビューをちらほら見かけます。
このTV規制が邪魔な事この上なかった模様。
(どう見てもBD買わせる戦略だが、まだ発展途上の制作会社サイドとしてはしょうがないか)
自分も業界は違えど「何かを創る側」ですから分からないでも無いけれど、あそこまで全開パンチラシーンをペンギンでガードしてしまうとおもしろみも1%以下になるはず。
BDで見たのが幸い。
全開な所は全開なままで、これはこれで見ていて何というかすっきりした。
かなり視聴者を選ぶ作品でしたが、個人的には素晴らしいゲテモノでした!
(ただし用法・容量を考えながらご視聴ください)